今回、「血液型と性格は関係あるのか」というテーマを考えてみたいと思います。




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一般的に、血液型で性格は決まると広く信じられていると思います。

「A型の人は真面目で几帳面。誠実」、「B型の人は無邪気で、感覚的に気ままに行動する」、「O型の人はおおらかで心が広く気さくな人柄」、「AB型の人はA型・B型の両面を持つ為、二重人格」などなど。

あとは血液型で相性が合うとか合わないとか。

今回、これが本当のところどうなのか考えます。




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まず、そもそも血液型とはなんでしょうか?

血液型とは、血液内にある血球の持つ抗原の違いをもとに決めた血液の分類のことです。
<参考文献1>

これをわかりやすく言えば、

赤血球の表面の形の違い(糖鎖の末端の違い)であり

血液の成分の特徴の違いということです。

それだけといえばそれだけのことです。

ただ、医学的には、血液型が違う人に輸血してしまうと命にかかわるため血液というものは非常に重要になってきます。

というわけで、医学的に考えると血液型はただの血液の成分の特徴の違いなので遺伝的なもの、先天的なものです。

それに対して性格は生まれた瞬間に決まるものではなくまわりの環境や成長するにしたがって形成されるため後天的なものですよね。

だから、血液型は明らかに性格には関係なさそうです。

ただ、この情報だけでは血液型と性格の関係に関しては

「血液型と性格は関係がないだろう。」

くらいにしか言えません。断定はできないですね。

そのため、さらに統計的なデータ・研究論文を用いて考えていきます。




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実は、血液型と性格との関連性を調べた研究が行われていました。

どういう研究かと言うと
日本人7500人、アメリカ4979人の合計1万1729人を対象とした大規模な研究です。(無作為標本抽出に基づく)
<参考文献2>


合計1万人以上の血液型と性格との関連を調べたこの研究は

アンケートによるものであり、
「日頃の生活の中で充実感を感じている」
「子供の将来が気にかかる」
「周りの人と同じような行動をとっていると安心だ」
などの項目が全69項目あります。



結果としては、


アンケート項目の69項目中、66項目で血液型による差はなく

3項目のみで若干の血液型による差がある程度というものでした。

また、3 項目以上が偶然により差が出る(優位差がでる)確率は66.7%であり

偶然の範囲で十分に生じうるものです。



結論としては、

日本でもアメリカでも血液型と性格の関係においてほとんどの項目で意味のある違いは存在しなかった。

その違いの大きさも極めて小さく,ほぼゼロだと見なせるものであったとして締めくくられています。



以上より、

血液型を聞いて相性とか性格を判断するのは科学的には根拠はありません。

血液型で性格は決まりません。

血液型と性格は無関連ということです。



参考文献

1 血液型 Wikipedia

2 血液型と性格の無関連性―日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―
No relationship between blood type and personality: Evidence from large-scale surveys in Japan and the US