ロシアによるウクライナ侵攻が始まったようだ。

「戦争反対」とスローガンはいう。
だが「戦争」という言葉には喧嘩両成敗のようなニュアンスがありはしないか。
つまり、どちらも悪いと。

しかし本当に悪いのは国境を越えてきた「侵略・侵攻」ではないだろうか。

「侵略・侵攻」された側が抵抗し、それを戦争と呼ぶ時、どちらも悪いと言うにはあまりにアンフェアであると感じる。

例えば家に押し入った強盗に対して抵抗するのは喧嘩両成敗で反撃する側も悪いことなのだろうか。

(勿論「押し入られた側」が無抵抗でいるのも自由である)


「侵略・侵攻」された側が、相手国へ攻撃し返し、結果相手国の一般市民に犠牲が出た場合、それは非難されるべきだろう。
(家に押し入られた側が強盗の家にまで行ってそこに住む人を攻撃するのは明らかにやり過ぎである)

しかし戦争行為の線引きや決め事は大変脆く、恣意的な解釈によって大きく変わってしまう。
だからこそ戦争は避けなければならないことは言うまでもなく、その意味では私も「戦争反対」である。

だが単に「戦争反対」と言うだけでは侵略・侵攻した側の罪を半減してしまうような効果さえあるだろう。

先日、私は「愚者の選択」と云う記事を"NO WAR"の写真と共に公開したが、"DON'T INVADE" (侵略するな)とするべきであったように思う。

21世紀になって20年以上が過ぎたにも関わらず未だにこんなことをやっている人類に、果たしてどんな未来が待っているのだろう。