熱い戦いが続く北京五輪。

メダルを期待された選手も五輪本番で力が出せなかったり、ミスしたり、また色々なことが起こり思い描いていた結果とは違うということもあるだろう。

個人的にはミスやハプニングを含めてスポーツの面白さだと思っているのだが、そんな時 当の選手が「期待に応えられず申し訳ない」旨の発言を聞く度に私は違和感を覚える。

最高の結果がもたらす高揚感や達成感は観戦する側にも勿論あるが、そうならなかったことに誰が何を言えるのだろう。

いつも思っていることは(五輪に出るってことは日本でトップの選手なんだよな。。それって既に凄くないかね)である。
そこのところを今一度、心に留めておきたいものだ。

金メダル、或いは上位入賞確実と言われていた選手がそうならなかったり、長く辛い練習で積み上げたものを発揮出来なかった悔しさを想像するのは難しくないけれども、競技者としての矜持を持っていて欲しいと思うと共に、観戦する側としては敬意を持って彼等のパフォーマンスを楽しみたい。

そして実況するアナウンサーの凄さも実感する。
「なんちゃらかんちゃらフォーティーフォー!」とか何回まわっているのかをよく技を見極めて伝えられるなと。
私など全て「凄い」としか見えないのだが、伝え者としてさぞかし勉強して臨んでいるのだろうなと感じる。

また羽生結弦選手の人気は国境を越え、絶大なものがあるらしいが、なんでも彼はプーさんが好きだと聞いた。

演技を終えたあと、観客からは歓声が上がり、手に抱えられない程の花束💐やプレゼント、そしてプーさんのぬいぐるみ🧸がリンクに投げ込まれると、上気した顔でそれらを拾い上げた羽生選手が多くのプーさんらと共にインタビューを受けることもあるというではないか。

今回の五輪はコロナ禍での大会ということもあり、基本無観客で行われているようだが、もしコロナというものがなかったらどうなっていたのだろうと思う。

大人気の羽生選手目当てのファン達が当然のようにプーさんを抱えて競技場へ詰めかけるだろう。
そうなるとプーさん問題はどうなるのか。

今、中国ではプーさんの映像や話はタブーであり、テレビはもとより、ネット上に於いても検閲・削除対象になっているとの報道もある。

何故プーさんがNGなのかはここでは触れないが、会場へ入る前に「プーさんのぬいぐるみは持ち込み禁止❗️持ってきてしまった方は競技場出るまで預かります。」 

のような対応だったのだろうか。

しかしなんとも子供じみた検閲だと思う。

色々と大変な状況の中、選手の方達には悔いのないよう持てる力を発揮できるように願うばかりである。