「濃厚」

とてもまったり、こってり感があり、濃密なカンジ、何と言ったらいいのだろう・・・一言でいうと濃厚な感じがするといったところだろうか。


この2年間にその言葉のニュアンスが変化したものとして「濃厚接触」があるだろう。
それ以前は「濃厚接触」なんて言おうものなら閨房の中の話であったり、ケシカラン&ウラヤマシイ系のイメージが喚起されたものだ。

現在では

「あの時隣にいたオジサンが貴方の濃厚接触者でした。」

と言われても、厄介なことになったなとは思うものの、そうなんだぐらいの感想しかない。
以前ならそんなことを言われれば

「え?その人と濃厚接触なんかしてないス」

と否定するばかりだったろう。
(私の場合は。誰と「濃厚接触」しようが自由。良し悪しではない)
コロナは言葉の新たな使い方を加えてしまった。


また普段の会話に於いて

「ユニセックス」

という言葉は容易く言うことができるが、「ユニ」を取っ払うとどうしてこんなに言いにくくなるのだろうか。

初対面の人と「これはユニセックスなので・・」
のような会話はそう難しくはないが、「ユニ」を取っ払って会話したらもう会ってはくれないだろう。

しかしながら「ユニ」を取って「クロ」なら言えるし、同じく「ユニ」を取って「フォーム」
無問題!
「バーサルスタジオ」
幾らでも言っちゃうよ!
ふむ。

と言うかハナシは逆かも知れない。

「ユニ」を付けると言い易くなるということなのだろうか。


よし「ユニ」を付けて何かとんでもないコトを言ってみるか。


「ユニ○○○○・・・」

全然そんなことはなかった。

言葉とは全くもって面白い。

また怖いものでもある。