みんなこぞって1年のアタマの日の出を見に行くのだ。
私は生涯一度だけ、仕方なく行ったことがあるぐらいで、基本的に炬燵にもぐっている方が好きである。
初日の出の人気ぶりを1年終わりの日の入りはどんな気持ちで見ているのだろう。
多くの人があんなにありがたがったものが365日経つと見向きもされないなんて。
みんなが行かない方へ行くぐらいの天邪鬼度は持っている私。
さっき見てきた。
誰も見ちゃいないと思っているのか心なしか寂しそうに2021年最後の輝きを届けてくれた太陽くんの姿を見て
「一年間ありがとう。何とか無事に過ごせました」
と思うこともなく、今夜何食べようかなとあれこれ思案しつつ、寒かったのでそそくさと自宅へ戻って来た。
だって・・・
日はまた昇るのだから。