​前回の話の続き。
金銭的負担の最大の原因について。





パウチ交換は

WOCさんという

専門の資格を持った看護師さんの指導の下

私が行っていました。



WOCさんとは

皮膚・排泄ケア認定看護師のことです。





大きな病院であれば

病院内に数名在籍していることもありますが

子ども担当のWOCさんとなると

病棟に1人、外来に1人在籍しているだけです。



なのでこの方の予定に合わせてパウチ交換をしたいのですが、そんなにうまくいきません。



頻繁に漏れるのです。

漏れたら、早く交換してあげないと肌が荒れるし

服もどんどん汚れていきます。




2日に1回の定期交換の予定なのに

ひどい時は1日に5回くらい漏れたりします。


そのため、WOCさんが来るのを待たずに

パウチ交換をせざるを得ないことも

何回かありました。




その時は教えてもらったことを

そのまま実践するだけなのですが

同じように貼ったつもりでも

次は違う場所から漏れてきたり

違う場所から剥がれてきたり

本当に難しかったです。



毎回写真を撮って、

WOCさんが来てくれた時に見せて相談して

じゃあ次回はこうしよう、とか

こっちのパウチを試してみましょう、とか

色々試しました。




試してみるパウチは

初回はWOCさんから1枚だけもらえますが

次からは自分で買わなくてはいけません。



このパウチよさそう!と思って購入しても

2回目からは数時間で漏れてきて

全然使い物にならない時もあります。



大体10枚セットで販売しているので

3枚目くらいで「これやっぱりダメだな」というときは

残り7枚は使い道がありません。

約7000円の損失です。





なかなかいいパウチには出会えない。

小児だとパウチの種類もそもそも多くないので

大人用を装着したりもするのですが

それでもダメでした。





仕方ないとはいえ

毎日ずーっと

『パウチ漏れてないかな?』と心配しながら

過ごすのはとてもストレスでした。





続く。




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