​前回の話の続き。
師長と看護師Gと話し合いをすることに。
私はお節介かもと思いつつも
患者に寄り添った看護をしてほしいことを
伝える。
看護師Gの反応は??





しばらくの沈黙のあと
看護師Gは少し涙目になりながら



「すみません。



全然理解できてなかったです。
正直、今まで○○さん(私のこと)に物品のこととか
言われたり、先輩方に何か言われてもピンときてなかったです。

でも、
自分が違ったんだなって思いました。

自分のやってることが
間違ってたのかもしれません。。。」





「これからは気をつけてね。
先輩方の話にちゃんと耳を傾けてほしい。
頑張って!」



「はい。
すみませんでした。
気をつけます。」




「成長を見届けたいのは山々だけど
成長する頃には
私たちももう退院したい!!
だから見届けられないかも笑
あとは師長、よろしくお願いします笑」





「いやもうほんとお母さんありがとうございました。
なかなか患者さん側の気持ちを
聞かせてもらう機会ってないので。」





「とりあえず私は
退院したいです!笑
看護師さんの成長を見届けるほど
長期は嫌ですので!」




最後は笑いながら話し合いは終わりました。









その後、
看護師Gが我が子の担当になることは
本当に数えるほどしかなく
どう変化したのかを
見届けることはできませんでした。


ただ
人ってそんなにすぐには変われない。

自分が持ってる価値観や考え方を
一回他人に言われたところで
変わらないと思う。

だって今までずっと上司や先輩が
注意してきてたって聞いてたから。


だから私が
我が子を保育士さんに預けてまで
時間を割いて伝えたことは
意味がなかったかもしれない。

でもやっぱり言わずにはいられなかったし
言う機会を設けてくれた師長には
本当に感謝しています。

この機会がなかったら
私がずっとモヤモヤしたままだったと思う。


きっと師長は
看護師Gのためというより
私のためにこの時間を作ってくれたんだと思う。





厄介な患者家族だったかもしれない。

でもちょっとでも
看護師Gが患者に寄り添える人になっててくれたら
いいなと思います。






続く。