つづきのお話です。
生後4日目。
手術の日。
午前中に執刀医の説明を聞き、同意書を記入。
少しの面会の後、手術の待機室で待つことになりました。
我が子がNICUからオペ室に移動する時に
もう一度我が子に会えるとのことなので
NICUに入れないばあばも私たちに合流。
待機室で手術が始まるのを待っていましたが、
予定時刻になっても何の連絡もなく
しばらくしてから前のオペが長引いて押しているとの連絡。
予定よりだいぶ遅くなってから
「そろそろです」と連絡があり
やっとNICUからオペ室までお見送り。
オペ室前で名前の確認。
名前は生まれる前から決めていたけれど
病院側にはまだ伝えていなかったので
「〇〇(苗字)ベビー」と呼ばれていました。
名前もない状態で手術なんて、辛すぎました。
車椅子で移動していた私は、お見送りの時に思わず立ち上がってしまったことだけを
今でも鮮明に覚えています。
正直それ以外の記憶は曖昧。
待合室に戻り、軽食を食べつつ、
ソファに横になりながら
私と旦那とばあばで黙々と手術が終わるのを待ちました。
手術終了予定時刻になっても
全く連絡はなく
私はひたすら目を閉じて
「絶対大丈夫。これ以上辛いことは起きないはず。」
と神に祈る気持ちで過ごしていました。
結局
手術が終わったと連絡があったのは
予定時刻より3時間以上も過ぎた後でした。
続く。