1.2と比べられない程、3も好きです。
オペラ会場での名場面は本当に素晴らしくて今でもよく覚えています。
軽率ですが、美しいと思ってしまうのです。
ゴットファーザーは本当に演出の大切さを教えてくれる気がします。
コッポラ監督の実娘ソフィア・コッポラがマイケルの娘を演じて
大ブーイングを受けたようですが、私は特に気にしません。
それよりもトムに出演してもらいたかった…(泣)
マイケルが泣き叫ぶシーンであえて声を外した演出も見事だと思います。
余計に悲痛な叫びが心に届いてきました。
私は最も完璧な世界は人それぞれの想像力だと思っています。
ミロのヴィーナスのように。
小学生の頃、大好きな漫画がアニメ化されて本当に嬉しくて
直接観ながら録画までしました。
すっごくワクワクして観たあの瞬間…人生で最初の絶望を味わいました。
声が想像と全く違っていたんです。
それは当たり前のことで、声優さんが下手な訳でもなく、ただ自分の中に
完成されてしまった世界と違う事が悲しかったんですね。
それ以来漫画から入った大好きな作品はその他の媒体で観る事をやめました。
(完成された世界から漫画、小説に戻るのはあります)
それてしまいましたが、てな訳であの(マイケルの泣き叫ぶ)シーンは
私の中で大正解でした(偉そうですみません汗)
人におススメを聞かれてまずゴットファーザーは勧めません。
だけど、この映画の良さをわかる人は、是非ウイスキーを飲みながら
語りたいほど本当に名作中の名作だと思います。