どんな性格の人間にも、これだけは絶対に譲れないと
言うものがあるのではないでしょうか。
それを外側に表現する人とと寡黙に内側に炎を燃やす人。
最近、最もストレスを感じない性格とは「全てに妥協できる人間」
と、おっしゃっていた精神科の先生がいらっしゃいました。
私の中で
1:全てに妥協=現在に不満がない(あるけど仕方ない、許せる)=柔軟=現在が幸せ
=成長より自分の今を受け入れている(もちろん成長が無い訳ではなく無理がない。)
2:自分のこだわりがある=現在の自分に不満=ストイックな努力
=頑固(じゃない人もいるけれどそう見られる)
=成長し続けたいため常に現状に不満
と言うような方程式が存在すると思われます。
(もちろん雑な分け方ですが)
さて、夢を持ってそれに向かっている人間は2に該当すると思うのですが、
人は努力し続ける職人や、プロと言った方に尊敬の念を抱きますよね。
それは「誰しも向上心があって、自分と向き合って努力したいが難しい事」
だからではないかと思う訳です。
(1が簡単な訳ではありません。私が最も尊敬する親友は1の様なタイプです。
言うなれば1は縁の下の力持ち、2はヒーロー的なイメージ)
そして、努力が必ず報われる訳でもない。
富も名声も手に入れたチャップリンが亡命することになり
それでも自分の中の絶対に譲れない信念を訴えかけている、
そんな心の叫びの映画だと私は感じました。
何よりも映画を愛していると。
そして人を愛していると。
チャップリンの熱い情熱を感じます。
これ!というやりたい事がある人におすすめだと思います。