こんにちは
日常にちょっとしたワクワクと癒しを♬
明石・神戸
～ハーバリウムでお花のある暮らし～
daisydale デイジーデール です。
ご訪問ありがとうございます。
しばらくの間テーマを
ハーバリウムのことからはなれて・・・
｢わたしと聴こえ｣についてを
テーマに書いています。
ちょっとここで、しつもんです。
皆さんは、｢補聴器｣に対して
どのようなイメージがありますか?
耳が聞こえない人、聞こえにくい人と
気づくきっかけとなるもの。
補聴器を着けていれば、聞こえる自分と
同じように聞こえているだろう。
と思うでしょうか。
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短大時代、養護教諭に紹介された
耳鼻咽喉科へ通院を始めました。
初回、母に同行してもらい、検査、診察など
を終えて聞こえについて医師と相談しました。
すると
｢人の話し声の周波数が、あなたは
ちょうど聞き取りにくい音域なので
日常生活には支障も出てくると思います。
よかったら、一度 補聴器を試してみては
どうですか?｣
と勧められた。
私は、視力が落ちたとき、
眼鏡をかけるとぼんやりしていた視界が、
くっきりはっきり見えるように、
補聴器を着けると、鮮明に聞き取れるように
なるのかも?
と思った。
だが説明では、補聴器は人によって
効果に差があり、まずは慣れることが
必要だと説明された。
気軽に試すような金額ではなかったが
より良く聞こえるようになるのなら...と
両親とも相談し、
オーダーメイドで目立ちにくい
耳あな型の補聴器を作ってみる事にした。
私の元々のきこえ方は
低音・高音は得意
中間音は苦手だった。
補聴器を着けて何度か調節を
してもらった。
でも
音量を上げれば、高音が響いてうるさい。
本のページをめくる音や机にペンが
転がる音さえ大きく響いて耳障りとなる。
音量を下げれば、本来の聞き取りたい
言葉が聞こえない。
さらに、補聴器を着けている間ずっと
聞こえる雑音(ザーという器械音)が
とても不快だった。
自分の普段の話声も補聴器を
通して大きく聞こえるので、実際の
声量がどれくらい出ているのか、
わかりにくくて困った。
耳の穴に補聴器を入れている
圧迫感。
湿気にも弱いと聞いていたので
取扱いにも注意が必要だった。
しばらくの間、慣れるために
いろいろな場面で使ってみた。
でも、結局合わなくてやめてしまった。
補聴器を外すと、雑音から解放され
静かになってほっとする自分がいた。
約20年も前の話なので、今の補聴器は
あの頃に比べると、もっと機能・性能が
良くなっているのかもしれない。
難聴の種類(感音性・伝音性)
によっても効果は違うのだろうと思う。
昨年、手話の講座を受講していたとき
聾(ろう)の講師に
私は補聴器が合わなかったという話を伝えると
｢補聴器なんてそんなもん。
着けてるのは、車の運転をするときに
救急車のサイレンや、音に気づくために
着けている。｣
と言われた。
『音』に気づくため
聾の講師の場合は
補聴器は、
内容を聞き取るためと
いうより、音に気づくため
に着けている。
ということだった。衝撃を受けた。
補聴器を着けているからといって
聞こえる人のように聞こえていない。
と分かっているようで、その聞こえ方
までは理解できていなかった。
どう聞こえているのかも、
聞こえていないのかも
改めて、当事者によって
それぞれ違うのだと感じた。
～つづく～
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