(年賀状の話のつづき)

 

父は、自分が忙しいこと

自分の交友関係が広いことが自慢である。

 

手帳や、カレンダーにスケジュールをぎっしり入れたがる。

何もない空欄の日は休めばいいのに何かで埋めようとする。

そしていつも、お父さんは忙しいんだ、と言う。

 

定年退職してもなお、あちこちと連絡を取り予定を入れる。

 

その様子は、プリクラを集めてそれを見せたがる

ずいぶん昔のギャルみたいだ。

手帳の空白が怖くて予定を入れたがる 空白恐怖症 。

 

年々、会社関係のひととの付き合いは

減っているのに、それはけして恥ずかしいことでもないのに

穴を埋めるように、最近は学生時代の交流を活発化している。

 

勤めていた頃に子分のように可愛がってきた

部下のかたから「もうゴルフにお付き合いできない」と

家の事情を理由に断られたとき、そばにいた。

父は引き留めていたようだが、相手の決意は揺るがなかった。

腑に落ちない様子の父が少しかわいそうだった。

 

本当のことはわからない。

でも、私は父には、父が自分で自慢しているほどの人望はないと思う。

 

なぜなら、父は誰に対しても自分のことばかりしゃべるからだ。

会話の80%は自慢である。内容は何度も聞いた話である。

 

そして、指示命令したがり仕切りたがりなのだから

一緒にいて楽しいひとは少なかろう。

定年退職した父に、あとどれほどの魅力が残っているのだろう。

 

そんな父にとって年賀状は

一種の【自分人気バロメーター】なのだと思う。

たとえ社交辞令のものであったとしても。

 

だから、それを 最新 で 完璧 に保つのが

父にとっての最重要事項なのだ。

 

完璧のために相手に迷惑をかけることになっても

父にとってはたいした問題じゃないのだ。

 

今すぐ、欠落を埋めたいだけなのだ。

自分自身が大切なものを失っていることに気づかないままに。

 

 

 

 #クズ親 #毒親 #老害 #パワハラ上司