父の傍若無人は、家族以外にも発揮される。
「世界はお前たちを中心に回っているわけじゃない!」
というセリフは父の好む常套句の一つだが
そっくりそのまま同じ言葉を返したい、と思ったことは
一度や二度ではない。 いや、100回は下らない。
思うに、父の傍若無人は完璧主義からくるものなのではないか。
それはあくまでも父にとっての【完璧】なのだが
父は自分の完璧を遂行するために、
驚くほどの無神経さで周りを巻き込んでいく。
私が最も嫌だったのは、正月早々の年賀状チェックだ。
ただ単に正月の愉しみの一つとして、頂いた年賀状を
見てふむふむと喜んでいるなら、他人に害はない。
しかし、父はその年賀状に疑問や不備をみつけると
黙ってはいれないのだ。
何をするか。
電話をかけるのだ。年賀状をくれた本人に。
元旦であっても。
まだ正月の三が日であっても。
『お正月なんだからやめなよ』
と、私がいくら言ってもきかない。
電話かける前にまずは相手からの通知がなかったか
確認するのが先ではないかと思うが
父は自分はアドレス帳の管理は完璧にしていると
思っているので、聞く耳は持たない。
即座に差出人に電話しなければ気が済まない。
『来年その新しい住所に送ればいいだけじゃん』と諭しても、
お父さんはそういういい加減な生き方は嫌いなんだ!と
正月早々、私が父の怒りの砲火をあびるだけである。
こちらもゲッソリ疲れて、恥ずかしさと申し訳なさで
父がかけた電話のやりとりを伺っていると相変わらずの大きな地声。
『おい、きみ住所かわったのか?
いや、わたしの手元にあるのと違っていたから』
と開口一番ストレートに聞く。
相手から賀詞をいただいたのか、そこではじめて
『あ、ああ。明けましておめでとう。今年もよろしく』
『え?ああそうか。転居通知もらってたか』
父にとっては一件落着。
相手にとっては正月からいい迷惑である。
こんなんことで直電されるなら、いったい何のための年賀状なんだか。
正月はひまである。
年賀状が届くと父は母に、年賀状チェックするぞと言って
怖い顔をして(真剣な顔をして)母と読み合わせをする。
自分が出したものと、相手から頂いたものを照らし合わせて
出し忘れがないか、住所は間違っていないか。
私はそれがはじまると、いたたまれない気持ちになる。
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