今年初めての山行は御岩山

御岩神社へのお参りでした

 

今年は元旦早々受難の幕開けでしたので

平和と人々の安寧祈願

 

 

 

 

 

 

大鳥居をくぐると

いつもと少々雰囲気が違いました

 

新年早々で

早朝だったせいもあるのか

清々しい空気が流れ

 

灯籠には火が灯され

奥からは雅楽の音色が響いていました

 

 

 

 

 

 

 

 

神社までの参道は

苔が青々としていて美しい

 

 

 

 

 

 

苔に覆われた切り株

 

 

 

 

 

苔むす仏像

 

 

御岩神社は神社でありながら

古より神仏混淆で

たくさんの仏像もそこここにあります

 

 

 

 

 

 

神社にお参りした後は

御神体の御岩山へ

 

 

表参道の杉木立

 

 

 

 

 

 

ここは

古く縄文の時代からの信仰の場

 

新たな立札がありました

地層も古く

ここまでが一億年前と書いてあります

 

 

 

 

 

 

ここから日本最古の地層だそうです

5億年前・・

 

 

 

 

 

 

そういえば・・

 

これは帰りの裏参道ですが

あちこちに現れていた白っぽい石は

ペグマタイト?

 

 

わが郡山にある鹿島大神宮の御神体は

ペグマタイトの巨岩で

国の天然記念物です

 

その岩脈は

鹿島大神宮のある阿武隈山系と

この辺(茨城県日立市)まで

繋がっているんだなあ・・と

なんだか

すごく身近に感じてしまいました


 

 

 

 

 

 

山頂近くにある御神体の石柱に

朝日の輝きが重なっています

 

宇宙から火柱が立って見えたという石柱です

 

 

私たちが暮らす大地は

地球にとったら

表面の薄皮のようなものに過ぎません

 

そして

地下深くその懐に秘めた力など

到底私たち人間の力など

及びようもありませんが・・

 

 

 

それでも人々の安寧を祈ります

 

 

 

 

 

 

御岩山を後にし

神峰山まで縦走し

神峰神社にもお参りしました

 

 

ここからは

太平洋の水平線が見渡せました

 

 

 

 

 

 

さすが太平洋側 暖かい

 

赤い身をつけた大株のミヤマシキミが

たくさん見られましたラブラブ

 

 

 

でも

残念だったのが・・

 

 

 

山の荒れと この沢のつまり です

 

本来なら

澄んだ水が流れる清流でなければ

ならないはず

 

 

 

以前訪れた時

 

自分のご利益ばかりを求める大勢の人で溢れ

御神体である山への感謝も

労りの気持ちもなく

 

参道は踏み荒らされドロドロで

この山が気の毒で気の毒で

悲しくなったことがありました

 

 

その後

天候で入山制限もしていると

聞いていたのですが・・

 

 

 

 

 

 

谷に投げ入れられ放置された

伐採された木々

 

 

谷がつまり呼吸できなくなると

山が涵養している水の湧き出しが無くなり

山は乾いてきます

 

乾いてくると

雨が降ると雨は浸透せず地表を流れ

それらは泥を運び

さらに

水脈を詰まらせることになってしまいます

 

 

 

 

麓の神社の沢

青々とした美しい苔・・

 

それらがこれからも美しくあるよう

手遅れにならないうちに

手が入りますよう

 

こちらも祈るばかりです