桜の木
ああ、枯れているなと思いました
それは本堂の脇の通り沿い
切って片付けないと・・
と思ような場所にありました
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矢野さんの
福聚寺のワークショップでのこと
最初は見回りです
広い境内内を
矢野さんを先頭に全員で
現状の見立てをしていきます
その時のことです
灯籠脇で枯れている桜 ↑ (切った後)
一見、この脇では
見事に野菜が大きく育っていて
問題のない場所のように思えます
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ここは本堂脇で
檀家さんのお墓は
ここから放射状に登り斜面に広がっています
この木は
その上に向かっていく広い舗装道路と
これより左のお堂(写真)に向かう
登り斜面の舗装道路の角地にありました
矢野さん曰く
「この木は命をかけて教えてくれている」
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私たちは
目の前の現象について
ついつい表面的な解決法で
対処してしまいがちです
私も
ここは本堂脇のみんなが通る道沿い
前記のとおり
すぐ切って片付けてしまいそうと思いました
「現象」(見えていること)の
「真意」を見極めることが大事![]()
と教わりました
つまり枯れたのは
斜面の上から
水が集まる場所なのに(地中でのこと)
脇に灯籠(重量物)
そして舗装道路の角地で
水や空気の抜けるところがない
だから
詰まって苦しくて・・
自分は枯れることで教えてくれている
ということなんですね
枯れた桜を「風の剪定」をしている矢野さん
揺すって揺れる枝を切り
枯れていても本体自体は残しています
これが「風の剪定」風の仕事です
確かに
枯れた木があったら
風はか弱い細い枝から落としていくでしょう
台風でもない限り
一気に倒したりはしないですよね
本体が残ることで
地中に残っている根はその後の仕事をし
(有機物としての働き
分解すれば水脈として働き・・など)
本体は
その場の風通しや景観に役立っていると・・
・・・納得 ![]()
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最後に
枯れていても
木の周りに水脈を掘られていました
水脈を掘り
土や草が散乱した場所を
「風」の仕事で馴らしているところです
矢野さんは
風景は風が作っていると言います
人は必死になって
綺麗にさっぱり片付けたり
草を綺麗に刈りそろえたり
通路をゴミ一つなくすっかり掃除して
「ああ疲れた〜」
なんて言ってますよね
矢野さんは
「それはやり過ぎ![]()
」と笑っていました
矢野さんが
風のように馴らしていくと
全く作為的でない
あたかも以前からそうだったような
風景になるんですね
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うちの屋号は「森の風」
「風」の仕事
もっともっと
精進しなければ・・と思いました ![]()


