ラフォルジュルネ、あっという間に最終日です。


今日はお仕事前に1本


マエストロ、井上道義さん

今年の年末に引退を表明されていて、多分私、これが最後です。


オケは新日本フィル。

すみだ区民になって勝手に身近w お陰様で区民割りとか区民先行とかで随分恩恵をいただいてます。

トリフォニーホールで見慣れているつもりが、Aホールのでっかいステージで、


え?こんなに沢山いたっけ? とちょっと驚き。


もっと驚いたのが、トランペット

児玉隼人さん…というかクン

初めて聞くお名前でしたが、プロフィールを見ると2009年生まれびっくり

え?今何年よ。 一瞬自分の計算能力を疑いました。

ステージ上に登場すると


ほんまに少年やぁ〜

コンクールの受賞歴なんかが紹介されていましたが、一体いくつからトランペットやっているんだろ。というかこの先どうなるんだろ、みたいな衝撃。今までも10代の天才的な演奏家はいたけれど目の当たりにすると唖然。

演奏は若者らしい繊細さで素晴らしかった。

もしかして、今年の万九にゲストで来るかしら。


その第九ですが

私、多分聞くより歌っている方が多いと思うのですが、数少ない客席で聞いた第九。

それが井上道義さんのでした。よりによって、ここ。


第一回のラフォルジュルネ。

テーマがベートーヴェン。

多分この時は、チケット取れたのが当日券でこれ一本だけだったんです。



第九の合唱部分ってマエストロによっても、細かいこだわりや表現が異なっていて。それを体感するのも楽しいんですが、井上道義さんの「M」


もー好きに歌ってくれーガーンガーンガーンガーンガーンガーン


みたいな感じで、なんだろう、私が脳内想起の時にはステージに虹がかかっているんです。

虹のM ガーン


引退されるまでにもう一度聴いてみたいのですが…


今回は交響詩、レスピーギのローマシリーズから

管楽器の一直線な迫力で、いつもアタマをぶん殴られるような感覚になる曲ですチュー

井上道義さん、指揮してるというより音を引き出すパフォーマーのような、躍動しているお姿に

なんでだろ、まだまだお元気なのになぁ、もったいないなぁ

の気持ちがいっぱいだったのですが、全力で臨まれる様子に、妥協を許さない部分の厳しさあっての決断なのかとも思いました。



目にしっかりと焼き付けました。


日本のクラシック界を引っ張っていかれたお一人です。今回は若手のマエストロもかなりいらっしゃいましたが、受け継がれてこその価値、また次のステージを楽しみに3日間、終了しました。


嗚呼…GWが終わる…

これからまた、当直連勤ですショック