深夜に阪急側が謝罪の意向という一報が入って数日、ご遺族側の記者会見があるのかと思っていましたが、阪急側の記者会見が16時から。
日テレのevryでちょうど中継されていました。
合意書の締結、とどうも違和感があるのですが、全面的に謝罪、というのも盛り込まれていて
劇団経営陣の怠慢、活動における無理解無配慮、すべての責任は劇団にある。
遺族には謝罪、二度と生じないよう健康な職場を目指すとお誓いしました、とのこと
長時間の労働、心理的な負担、と何度か出ているけど、その時間外での組内での人間関係に関しては、放送時間の間では触れられていなくて、ハラスメントに関わった人の処遇、宙組の今後についてと、気になっていたところまでは聞けませんでした。
見ていた限りの中で、当初ご遺族側から提示されていた15項目のうち14項目について…
15うち14件????
1:ヘアアイロンの火傷、気遣い謝罪を行わなかった
2:新公直前に深夜に及ぶアクセサリー作りを強いた のところで放送が終了したので、またあとで確認しようと思います。
今月半ばあたりから聞こえてきていたキキちゃんの謝罪はしないというのがなんでだろう、と不思議でしょうがない思いでした。
周囲のそれまでの評判とのギャップどころの問題でなく、トップに至るまでの道のりの中で、どうしても周囲の評判のところで悪く言う人は出るものですが、それまで彼女の周囲の悪口的なのが実は組替えを経てでも待たされる原因にもなっているものだったのかと想像してしまいます。
間違いのない人間なんていない、
大切なのは、間違ったことに対してどう対峙して行くか、今起こっていることに対して。特に上に立つものだったり管理職だったりは、何かしらの関係を持っているはずだし、個人的な関係より、組全体を考えるとその中で自分が反省すべきこととして、謝罪する部分は出てくるもの。その部分を自覚できるできないは長としての資質にもなってきます。
舞台に出たい、トップとして立ちたいという思いなのと、自分の態度との間がかけ離れていることを理解できているのでしょうか、またそれを気づかせてあげるような大人が周囲にはいなかったということでしょうか。
問題が表明化してから感じていたのが彼女の幼さ。個人的な関係より、トップとして見せるべき態度や考えが、やっぱり本来あるべきものではなかったように思います。
自死に関して、傍にいた人が気づいてあげられなかったのかと家族や周囲の関係者を責める人がいます。
気づいているというのは、その人から何らかサインが出ている。出ているのは“死にたい” のではなく“死にたくなるほど辛いから助けてほしい”
生きようとするギリギリの力を振り絞ってサインを出している。周りがなんらかの関わることで“生きる” という世界に戻ってこれる。周囲を見る余裕がまだ少しは残っています。それが精神を立て直す手掛かりにもなる。
実際に向かってしまう人ってそれしか考えていないでしょうし、周りにそんなことをいちいちアピールもしない。当然阻止されますし。
自分の存在がこの世では否定されている。それが自死につながる。そこまで追い込まれる人が、周りを受け容れる余裕なんてないですし、まともな判断もできない。
問題なのはその否定した諸々関わった人にその自覚がないこと。
自死で遺された人の苦しみは、気が付いてあげられなかったことと、自分の何かが引き金になってしまったのではということ。
その思いがあって、例えばご遺族にそれを伝えることができていたなら、ここまでの事にはならなかったんだろうなと思います。
いち早く劇団が動いてご遺族に寄り添う対応ができていれば、ここまで問題は広がらなかったでしょうし、公演もできていたのでは。少なくとも東京だけでもとか、次のFFも可能だったのでは。
記者会見が途中までした見れなかったのでまた一段落してから、確認しようと思います。
今日は、れいちゃんのディナーショーの配信も観る予定にしているのですが、なんだか気持ちが落ち着かない。
どうか、どうかご遺族の気持ちが少しでも納得に近いものであることを願っています。