宙組のパワハラ問題

 

角会長が劇団理事辞任のニュースが出ていましたが、

それがどうした?みたいな感じを受けました。

他の経営陣と一緒に不必要不快な発言、言動でファンや世の中の人を呆れさせ、ご遺族の心情を散々傷つけ、私からみるとパワハラ、いじめの二次被害にも思えるくらいのことだったんですが、そのことに対しては辞任は当然、だけどこの人が辞めても劇団は変わらない気がします。劇団になにか大きな事業で功績をもたらしたり多大な影響を与えた人でもないし、頂上にチーン魂と座ってただけみたいな感じで、だからこそあんな会見になったんでしょうけど。亡くなられた生徒さんだけでなく、劇団に対する愛情や思い入れも感じられなかったですし。



内部の人間から漏れ聞こえたりとかではなく

文春や他のマスメディアでの報道、SNSの内容からの内容を見た上でしか、自分は知ることがないんですが、それらをみた上で考察してみたことですが、

 

パワハラとされる言動や叱責に関して前任者もやってた、前からそうだったという理由が出ていました。そのやっていることを疑問に思うか否か、思って行動を起こしていなかったら全くの同罪、行動を起こさない言い訳を積み重ねてもなんの進展もないです。

 

全く疑問に思っていないとしたらもう洗脳。

その状態によっては宝塚云々より幼少期のパーソナリティの構築される辺りから掘り返していかないと融けないものもある。ものの善悪の判断のレベル。

 

劇団のトップがというのでなく、今回の全体像を見ていると、様々な立場で各々それまでの慣習に責任を押し付けているようにも思えます。


 

見守り、信じて、心から応援してきたファンの方がたの心情も処罰感情より、歩み寄り少しでも双方が納得に近い形にと思いはわかるのですが、取り返せるものと返せないものがある現実。厳しいかなと思ってしまいます。内容は違いますが、かつて飛鳥涼さんが覚醒剤の使用で逮捕された時、ファンだった友人の落ち込み方を見て声のかけようがなかったのと、自分としてはダブって見てしまう。また、今回の有愛さんの自死に関係する一連のことをきっかけにこの問題は動き出したようにも思うのですが、ここまできて初めて表沙汰になるというのが、安部元首相の暗殺で動き出した旧統一教会のこととも重なり、何が重なるって、ここまでこないと事態は動かないのかというところ。

人ひとりの尊い命が犠牲になって初めて問題化するというのがなんともいえないです。



起こったことを受け入れ乗り越えていくのは並大抵ではないですが、当事者だけでない全く無関係だった組子の生活やステージに向かう気持ちを考えられるようであれば、何らかの動きはそろそろあってほしいです。前に進まないといけない時期にきている。3月の年度終わりでもあり時間は止まってくれないし。


正直、起きてほしくない結果にはなるのではないかと思うのですが、自死というのが周囲に及ぼす影響がどれだけなのかは、当事者になっている人には受け止めて欲しいと思います。