という事は

私のファン歴も50年w

 

5年前のベルばら45年の時も見に行ってましたが、50年、半世紀となると、思い入れも違ってきます。ちょっと嬉しいのが、初演のベルばらを牽引された方が、まだ現役で活躍されている方が何人もいらっしゃること。今回も出演されますね。

反面、スタッフさんも含めて鬼籍に入った方も。5年前のイベントの時に植田紳爾先生が、「ボクの周りは誰もいなくなった」と寂しそうにポツンとおっしゃったのがすごく印象に残っています。寺田瀧雄先生や平尾昌晃さん、振り付けの喜多先生、生徒さんでも早逝された初代アンドレの麻生薫さんや、上原まりさん、順みつきさん、平成ベルばらの大浦みずきさん。

50年という時間の流れを感じずにはおれません。

 

 

このベルばらを分岐点に、宝塚自体が色々変わってきたと思いますが、当時ファン初心者で何も知らなかったところで見ていた舞台、今の宝塚に至るまでにどこでどうなってしまったんだろうと、すっきりしない気持ちも正直持っています。

 

今、私のファン歴の中でもかつてないくらいの大揺れになっている現状。それまでにも色々言われることや事件もないわけではなかった。未だに腑に落ちないままのものだったり、噂の域を出ないままずーっとそのまんまのものも。

ファンになりたての頃、初代のフェルゼンを演じた大滝子さんが退団されました。

月組のトップさんだったのに東京公演はなしで大劇場だけでの退団でした。その後の月組は星組の後を受けて東京でベルばらⅢ。フェルゼンに鳳蘭さんが月組に特出で公演、昭和のベルばらが締めくくりとなりました。

 

中学校の先輩で子供アテネに通っている人がいて、既に内々の噂話なんかを聞かされていたところでは、真偽はともかく今の宙組にちょっと似たようなことが起こっていたみたいで、中堅くらいの今でいう路線系の人がごそっと抜けていった、なんて話も。そういえば大滝子さんって、トップを張っていたのに退団後は芸名を変えて活動していました。というのとそれ以外に政治家との問題もあったようでOGさんのイベントに全く出ないばかりか、話にも上がってこないところ、歴史から抹消されているような感じを受けます。ベルばら初演の立役者の一人なのになー

 

 

ベルばら50の出演者を見ていると、汀夏子さんも今回は出演されないんですね。それと平成以降だとやっぱり花總さんも出ないしそれはちょっと寂しい気がします。

公演自体が、話によってはフェルゼンやアントワネットが登場しなくなったり、スピンオフの話がちょっとうんざりだったり、今の時代や生徒さんの気質的にも、はまらなくなってきたのでしょうか。海外ミューみたいに版権の縛りのせいもあるけれど、再演でもほとんど形を変えずに上演されているのが、ベルばらはいくつかのパターンや登場しない主役、とか改編に改編を重ねるたびに物語があらぬ方向に飛んで行ってしまい、もはや原型はどこ行った?みたいな。

また何年か前ですが、初演の月組のベルばらのビデオを見て、私、こんなんでファンになったんかしら…と正直思ったんです。正確には次の年の花組さんで沼落ちしたんですが、あの時代のあの世界観だからこそヒットしたのかなぁと改めて思いました。

ロココのきらびやかさや、きっちり型にはまったお芝居、楽曲は大好きな曲ばかり。今の自分のベルばらの楽しみはそんなところです。

 

現役生徒でマイティーが出演なのが、一番の迷いどころw ん~~なにするんだろ。