在り来たりな言葉を紡いで


全てを伝えられる気がしていたんだ、


美しいものはあくまで無機質で


味気ないものに惹かれているなんて知る由もないで





壊れかけた笑顔 その唇に


剥き出しになった感情 幻想だけに身を委ねて


君は愛の言葉だけ 囁いて。





鏡を叩き割る 散らばる破片


最期の瞬間 僕の目に映ったのは


愛しい君の 涙

下駄箱が

ひとつ挟んで隣なんです

中学のときの

部活の守備位置が

隣なんです

出席番号が10違うんです

共通点というか

全てにおいて 微妙 なんです

あいつは誰にでも優しいんです

しおりには

優しくない、

でもむかついて

嫌いというか

落ち着きそうになると

決まって私の名前を呼んで

笑うんです



奴は殴っても怒りません、

悩みはちゃんと聞いてくれます、

『しおりちゃん考えすぎ』

って笑ってくれます、

でも教室だと

『あ゛?』って

『氏ね!』って云われます

こぇーよって笑うと

笑い返してくれます

親指立ててくれます、

飴買ってくれる時があります、


きっと奴とは

進路は大方一緒です、

学校も場所も違うけど

一緒に卒業します

同じ教室で

同じ学校を、



奴は

あと約1年半は

夢を見させてくれると思います、

その為にも

私は我慢し続けます、




2人の秘密って

いい響きがします、

結局奴とはいい友人です


確かに遠くにある 君の笑顔が

走馬灯みたいに

ほら? バカみたいでしょ

楽しかったことだけ鮮明で

辛いことだって 現在進行形


黒猫



僕にとっては

君の傍が一番幸せに近くて

君の傍が一番不吉。