全14回にわたってお送りした第100回インディ500観戦記&観戦マニュアル、いかがだったでしょうか?皆様のお役にいただければ幸いです。

 

今回のインディ500観戦、このようなビッグイベントの100回という節目に立ち会えたことを私は本当に光栄に思いました。それと同時に右も左もわからない状態の中でここまでこれることができた自分を本当に誇りに思いました。

 

2015年のインディが99回大会と知り100回大会に行こうと決心したあの日から1年間強、本当にさまざまな壁、トラブルがありました。当時は大学卒業して入社1年目でしたからお金も全然なかったので1年通じて必死に貯金しました。上司に3日間の有給の相談(入社2年目の若造が)をもちかけた時は、結果的には理解ある上司ですんなり快諾してくれましたが当時は今後の社会人人生を棒に振る覚悟で話したのを今でもはっきり覚えています。それ以外にも不測のトラブルで頓挫しそうになったことも何度もありました。

 

 

でも、それらの困難を乗り越えるだけの、今後の社会人人生をかける価値があると自分の中では確固たる自信をもっていましたし、実際にありました。

 

 

「海外に行くと人生観が変わる」とたまに耳にします。

さすがに“人生観が変わる”とまでは行きませんがそれに近い面白い体験をすることができました。

アメリカ人(というか今回の旅で見た人々)は基本的に他人に明らかな迷惑をかけなければなにしてもその人の自由ですし、周囲も個人一人一人がどんな格好(男性は上半身裸、女性でもビキニの方を多く見ました)でなにをやっているか(ポイ捨てもお構いなし、誰も気にしない)なんてイチイチ気にしません。

そんな場所で過ごし、現地の人と交流するうちに、私は自分が思っている以上に“人(この場合周囲を歩いている赤の他人)のことを気にしていたし、逆に同じように周囲(同じく赤の他人)にどう思われているか気にしていた”ということに気づきました。

私自身は多少周りにどう思われていようが関係ないという感じでプライベートはすごしているつもりでしたが、そう思って行動してる中にも“人の目を無意識に気にして行っていた行動”も実はあったんだなぁという今まで知らなかった一面を知ることができました。

それがいいか悪いかは完全に別問題になるのでどうこう言えませんが、こうし日本にいるだけでは気づけなかった自分を海外に行って違う世界に触れることによって発見するというのは非常に面白く、興味深い体験でした。

 

ちなみに私のTOEICの点数は”少なくとも”500は切っています(笑)

勤めているところも中小、中堅レベルで給料も平凡です。しかも入社してから1年と少ししか経っていない青二才がこうしていけたのですから、案外やってみると何とかなるものですよ(笑)

会社の人など周りの人にはもしかしたら”社会人になったばかりで十分な貯金もできてないだろうに・・・”、”初めての海外旅行で英語得意なわけでもないのに完全に一人って・・・”、”新卒2年目の若造が3日間もまとめて有給使うなんて・・・”とかまぁ平たくまとめると…

 

「こいつバカじゃねーの(呆)」

 

と思われていたかもしれません。

 

 

ですが、何かといろんなところで我慢をしたり、自分の本性を抑えたりしなければ巧く生きていくことができない息ぐるしいこんな世の中だからこそせめて(プライベート時の)自分の気持ちには正直に生きていたい、(プライベート時の)自分のためにくらいバカになってもいいのではと思うのです。

 

もちろんバカをやりたくてもやれない人それぞれの事情があると思うのです。

「時間がない」、「お金がない」、「将来“なにか”あったときのために貯金しないと・・・」etc.

ですがそれらの理由で自分自身にまで“枷”をはめてしまってはいったい誰がその“枷”を外してくれるのでしょうか?

「今は耐えて我慢すれば“いつかそんなときが来る”」。それは確かにそのとおりかもしれません。

しかしその“いつか”を決めるのは紛れもなく“自分自身”です。赤の他人でもなければ会社の上司でも友人でも親兄弟でもありません。そして「いつか“来る”」と“待っている”うちはほぼ間違いなくそのときは来ません。向こうからくるのを“待つ”のではなくこちらから“手繰り寄せるのです”。

自分に正直になって、バカになれるそんな“時”を手繰り寄せるために私たちは平日毎日朝から律儀に会社に通いストレスにさらされながらも仕事をこなしたり、あたりもしない宝くじを買い、夢をみたりしているのです。←(自虐ww)

 

では、実際にそのときが来たら何をすればよいのか・・・

私にとって今回が「Indy500観戦」という形で現れただけであって皆さんがそのときに別に海外旅行に行く必要なんて当たり前ですがまったくないです。何だっていいんだと思いますよ(笑)

 

規模も別にここまで大きくなくても小さくてもいいんです。「高級焼肉店で値段気にせず食べ散らかしてみよう」とか「最新のバカ高いゲーム機買おう」とかetc.

要は“なるべく自分に正直に生きる”、これが大事だと思うので。

 

私はこの考えを常日頃から意識して生活しているつもりですが、今回の「Indy500観戦」でその“意味”を再確認することができました。

 

今回の第100回インディ500観戦記は「行きたいけど海外経験がないから、英語ができないから不安、わからない」という人に対しての後押しというのが主な目的の一つではありましたが、「現在思うようにいかずくすぶっている方」に対してもこの観戦記を通じて漫然とした日々を打開するなにかきっかけを与えられたのだとしたらこれ以上うれしいことはありません。(まぁ、さすがに多少押し付けがましいというか、オーバーというか、自惚れが過ぎるような気はしますけどね…)

 

 

 

「自分には特にやりたいことないな」と思っている方、たいそうなものでなくてもいいですし、しょーもないことでもいいです。何かやってみたいこと、ほしいものありませんか?

まずは手近なところからはじめましょう!

 

 

やりたいことはあるけど、時間やお金に制約があり、なにかと諦めてしまったり実行してもどこか妥協したものになってしまってスッキリしきれないまま終わってしまっている方。

ここいらで自分の“認識”をちょっと変えてみていっちょ踏み出して冒険してみませんか?

もしその行動が自分に正直になったことに対しての結果なら必ずなにか感じることがあるはずです!

 

 

 

そうそう、ここまで当たり前すぎて書いてませんでしたがもちろん

 

“周りの人間に迷惑(この場合具体的な実害が伴うものを指す、抽象的なものは除く)をかけないように最低限の配慮は忘れずに!!自分で自分の責任を取れる範囲で!!(笑)”

 

これだけは絶対に絶対に忘れないでください(当たり前すぎて意識してないと意外に忘れる!!)。行動を起こす前に、行動を起こすことによって迷惑をかけてしまう人がいないか改めてよく考えることを忘れないでください。

 

 

 

終わりを迎える前にここで今回の観戦を実現するにあたり協力してくださった方々に謝辞を述べさせていただきます。

 

会社の同期で海外旅行のイロハを教えてくれた、U君

 

インディ500観戦での体験談を教えてくださり、現地について色々とアドバイスをしてくださったクルさんDNFさん。皆さんのおかげでこのインディ500観戦を実現することができました。

 

そして最後にmuteさんmuteさんに出会わなければ私はそもそもインディ500観戦に行こうとすら思わなかったでしょう。彼が主催したFGTインディ500に参加したからこそ私は第100回を迎える前にインディ500のことをここまで好きになることができました。これは私の人生において大きなターニングポイントであったことは言うまでもありません。

muteさんに出会わなければ私は”第100回のインディ500を見に行こう!”なんてそもそも思わなかったでしょう。本当に感謝してもしきれません。

 

こう振り返ると、私は今回に限らず人生におけるここぞという時の人との出会い、巡り合わせは神がかった強運を持っているなと実感しますね。本当にありがたい話です。

 

ブログを終える前にこれらの方々、私の周りで支えて、応援して下さった全ての方々にこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。本当に本当にありがとうございました。

 

 

 

それではここまでおつきあいいただきありがとうございました。ここまで読んでくださった皆さんへの心からの感謝と皆さんの今後の人生が少しでも充実感に満ちた幸せなものになることを願ってこのブログの締めの挨拶とさせていただきます。

 

本当にありがとうございました!!それでは、機会があればまたどこかでお会いしましょう!!

 

2017年 吉日 Queen

 

追伸:インディ500観戦にあたってなにか困ったことがあったり質問したいことがある場合はコメント、もしくはツイッター(https://twitter.com/dusty2978?lang=ja)にリプやDMをしていただければわかる範囲でお答えいたしますので気軽に連絡してください。