ランチに何を買って行こうか悩んだけど、


私も仕事の帰りだったし、コンビニのグラタンと、明太子スパと、ケーキ2つを買って、母の住むマンションへ。


穏やかな気持ちで、チャイムを押すのは、ほぼ5年ぶりだ。


「開いてるよ~」と、穏やかで優しい声


まぁ始めは、取り留めもない世間話。


ひとしきり話したら、


「今日来たのはさ、私の思っている事を正直に話そうと思って」


と切り出した。


すごく、寂しく、悲しいかった思いを少しずつ話し出した。


私は、愛されたかっただけだと。


お互いにお互いの嫌なところにフォーカスし過ぎて、思い違い、思い込みばかりしていた。


ほんの小さな思い違いも、マイナスエネルギーで、どんどん大きく増幅されていく。


誤解、思い込みは小さいうちに、処理しとかないと、平和に解決するのがホント、難しくなる。


「私、これから思った事、どんどん言うわ」


「お母さんに承認されるような言葉ばかり言ってた。」


「お母さんは、前からそれでいいって思ってたよ。」


必要、必然、ベストの話もした。


私は、この過程を通らないと、わからなかったと。


結局、母は、今も前も変わらず、母とし
て、私の事を思っていた。


母にも、思い込み、思い違いがある事も納得してくれた。


私が大拗ねしてただけ。


少し、耳の痛い事も多々言われたが、今の私なら、少しは素直に聞けた。


涙、涙の再会ではなかったが、私の胸のつかえはほぐれていった。
(全くないかと問われたらそこは疑問だが)


帰りは、なんと!ハグして、両手を握ってきた。


「あら~、なになに?」


って母もまんざらではなかったよ照れ