お食事を終えて

お店を出たの。





私、この後

てっきり夜のお散歩に行くんだと思って

張り切ってたのよ。






違ったの。

いきなり、重厚感のある造りの

BARにそのまま連れて行かれた。





お席に通されて

お外を目をやると





うわぁ、夜景が目の前に広がってる。




BARは、重厚感と高級感のある造りで

とても素敵。

私好みの雰囲気でした。




それもそのはず。

私のお気に入りの老舗ホテルが

経営しているBARでした。





またこういう所に

彼って、馴染むのよ。

嫌味のない馴染み方。



だから彼に伝えました。




あなたに言うと

調子に乗るから

あんまり言いたくないんだけど

あなたって

本当に、こういう所

似合うのよ。





ちょっと言うと

すぐ調子に乗って

ふざけ出すから


またそこで

案の定です。






やめて。

おとなしくして。



と、私からの厳しいひと言が。















彼は私に触れたかったのを

我慢してたのね。

横並びの1人がけチェアのお席に

それぞれ座ったと同時に

肘掛けまたいで、私を包み込んできたからね。






覆いかぶさる感じね。







あー、またラブラブチュッチュが

始まるのかー。



って覚悟しました。








大好きちゃん、夜景好きだから

お連れしたくて。


だって。



土地勘ないのに

よく調べたなと感心したわ。





彼はいつも基準が私なんだよね。

私が喜ぶかどうか。

それ+ラブラブチュッチュ。









そしてここで彼は、狂った様に

大好きちゃんの頭を撫でくりまわし

頬に触れたり

手にキスしたり




我慢できない彼は

キスして良い?

って




周りの人から大好きちゃんがキスするところが

見えない様に

自分の腕を可能な限り壁にして

私を分厚く囲って

チュッチュして来ました、それも何度もね。









だから慌てて言いましたよ。

眉毛の件を。






ハプニングで

言いそびれていたから。






私の顔面上半分には触れるな。

と。

眉毛を持って行くな、と、








もう既に、彼は

キラキラ顔面で

それはそれは嬉しそうだったわ。










そのキラキラ顔面で

彼は言います。





大好きちゃん、毎日会いたいです。



大好きです。



ずっと一緒に居てくれますか?







私は、この時

囲われて身動き取れないので

頷くだけしかできない。



大好きちゃんの目の前は

彼のキラキラ顔面です。







とここで、彼が

大好きちゃん、欲しいものは無いですか?



アクセサリーとか、バッグとか靴とか。








うーん。

急に言われてもわかんない。



お揃いの物とか、良いな。










いつの間にか

お揃いにしたいの、

彼だけじゃなく



私も同じ気持ちになってた。








これは、彼には言ってないけど

私がそう言われて思ったのは








そういうのが、欲しくて私は

彼と付き合ってるんじゃ無いってこと。








でもやっぱりここでも彼は

大好きちゃんを喜ばせたい。


なんだろうな。