薬物などの依存症者を支援する一般財団法人「ワンネスグループ」（奈良県大和高田市）が企画し、同法人の支援を受ける男性２人が講演した。
３２歳の男性は、友人から合成麻薬を勧められたことをきっかけに、大麻や覚せい剤、危険ドラッグにも手を出した。運転免許証を更新した際、ふっくらしていた頰がこけていたり、危険ドラッグを吸っていきなり倒れ、記憶がなくなったりした経験を語った。
母親の相談をきっかけに支援を受けて１０カ月になるが、「二度とやらないと言いたいが（誘惑に負けないか）すごく怖い。自分が恥ずかしい」と話した。
講演後、同法人のスタッフとのやりとりで、初めて薬物に手を出した時に足りなかったことを問われ、「断る勇気と、絶対にやらないという信念があれば」と語った。
また、３３歳の男性は向精神薬を乱用した経験を話し、「周囲がやめろと言うのは分かるが、薬がないと生きていけなかった。依存症はすごく怖い病気だと思う」と訴えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151213-00000034-kyt-hlth
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