ふと、会社のパソコンデータをあさっていたら、
2006年のコピーした記事が出てきた。
今見ても、参考になります。
僕は、モノづくりに関わったことはないですが、
モノづくりと営業は同じ原則な気がします。
コンプライアンス遵守も見える化も、「ルールを守る」うえでは同じなんですよね。
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「見える化」は、初めて聞いた人にとって変な言葉と思えるかもしれないが、生産現場やビジネスでは一つのキーワードになりつつあるもの。
要は、“問題を「見える」ようにする”ことで、「可視化」とか「目で見える管理」と言われるものと同じ。
見える化は生産現場だけでなく、顧客の見える化や、経営の見える化など様々なビジネス領域で実践されている。ただ、ITを導入すれば見える化できる、得られた数値データを重視しすぎる、などの落とし穴も多いよう。
こんな見える化を、豊富な事例を使って体系的に説明したのが本書。見える化の意味を取り違えなくてすむ1冊
◇見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み
著者:遠藤 功
・「見える」こと。それは企業活動の根源的な競争力であり、生命力なのである
・経営の3要素
-ビジョン:なぜうちの会社は存在するのか
-競争戦略:うちの会社はどんな価値を生み出すのか
-オペレーション:競争戦略をどう実行するのか
・「見える化」という言葉は多様な意味で使われているが、そもそものオリジナルの意味は、まさに「問題を『見える』ようにする」こと
・「見える化」の元祖とも言うべきトヨタの「アンドン」には、「見える化」の本質が凝縮されている。アンドンとは、トヨタ各工場の製造ラインに吊り下げられている掲示板のことで、各工程や機械が稼動しているのか停止しているのかをランプで表示したもの
-問題の開示・告知:問題を大きくシンプルにさらけ出す
-個の責任による問題発見:アンドンを点灯させる責任と権限は担当者
-チームによる問題解決:解決は個人で背負う必要はない
・見える化は、ある意味では情報共有の仕組みといってもおかしくない。しかし、一般的に使われる情報共有という言葉には、何のためかという目的は特定されていない。それに対し見える化では問題解決が目的
・改善のサイクル:原価が見える→ムダが見える→改善の知恵が見える
・知恵の見える化:実際には、個人の持っている知恵を体系的・論理的に分解し、分かりやすく見えるようにするのは簡単なことではない。気をつけないと安易に他人の知恵に頼ろうとする弊害を生み出し、自分の頭で考えることがおろそかになってしまいかねない
・問題解決のPDCA(計画達成のPDCAとダブルループで回す)
-Problem-finding:問題を発見する
-Display:問題を見えるようにする
-Clear:問題を取り除く
-Acknowledge:問題解決を確認する
・見える化の5カテゴリ
1)問題
-異常の見える化
-ギャップの見える化
-シグナルの見える化
-真因の見える化
-効果の見える化
2)状況
-基準の見える化
-ステータスの見える化
3)顧客
-顧客の声の見える化
-顧客にとっての見える化
4)知恵
-ヒントの見える化
-経験の見える化
5)経営
-自社のオペレーションの見える化
-社外に対して企業活動の実態を見えるようにすること
・見える化すべき3つの情報
-信号情報:アナログ的手法が効果的
-支援情報:問題解決に必要な量と質
-基礎情報:デジタル中心
・見える化の4つの落とし穴
-IT偏重
-数値偏重
-生産偏重(モノづくり以外の現場が今は重要に)
#営業日報を印刷して壁に張り出すだけで効果(アドバイス,見せ方の工夫)
-仕組み偏重
・よい見える化とは
-よい見える化は気づきを育む
-よい見える化は思考を育む
-よい見える化は対話を育む
-よい見える化は行動を育む
・見える化のための10のポイント
-まず現状の棚卸しから始める
-見せたくないもの、見せられないものほど見える化する
-見えるもの、見せるものを絞り込む
-鮮度・タイミングを重視する
-アナログとデジタルを使い分ける
-わかりやすく、シンプルに
-現場の当事者自身が見えるようにし、仕組みもつくる
-本当の勝負は見えたあと
-見える化のノウハウを共有する
-経営トップが見える化を牽引する
・事例
-住宅機器メーカーの不良在庫を山積みにした見える化
-ヒヤリハットの見える化:安全予防提案と名称を変え記入事項を最小限に
-三井海上火災の顧客満足度の見える化:成果指標、行動指標、参考指標に分類
-失注報告の見える化:商談結果報告書を廃止し、受注報告書と失注報告書に区分
失注報告書は、商談プロセスについて詳細な解析を行った