
例えばコーチングを使って、現状の外側にゴールを設定して、日々アファメーションを唱え、セルフトークを止観し、と取り組んでいたとしても、辛い状況や、漠然とした不安、恐怖などに絡め取られそうになることは誰にでもあります。
なぜか辛い、なぜか怖い、なぜか不安・・・。
謎の悪魔に取り囲まれるケースはもちろんあることですし、さらにそこに追い打ちをかけるように自分にとって良くない出来事が起こったりするものです。
こういった状況や出来事が重なると、ついついゴールを見失い、ホメオスタシスによって、過去のコンフォートゾーンに戻るケースもあります。
むしろ、人間の脳とはそのようなシステムですから、逆に言えば、そのようなこと自体で落ち込むことはないのです。
「コーチングに取り組んでいるのに、変われないのではないか?」と落ち込まず、まずは、「脳ってそういうものだよね」という視点を持つことがとても重要です。
脳は基本的に、生存のために守りに入りますし、安定を好みます。
恐怖を感じれば海馬、扁桃体優位になりますし、脳幹系の判断をしてしまうものです。
いや、どんな天才だって、どんな偉人だって、脳を持っている人々は皆そうなのですから、そんなことで落ち込んでいても仕方がありません。
そして、ひとまず海馬や扁桃体優位となった脳のパターンを、前頭前野優位に戻してあげることが大切です。
そのための簡単なレッスンは、
今現在、自分を不安に駆り立てている、恐怖に感じさせている全ての事柄を羅列すること。です。
紙とペンを使って、丁寧に一つずつ書いていきます。書くだけでいいのです。とてもお手軽です。
書いているうちに、リアリティは揺らいでいきます。
手を使ってペンを持ち、目を使ってその紙を見ながら、ペンの音を耳で聞きながら書くだけです。そうすることで、リアリティが揺らぎます。
そうしてどんどん羅列していきます。思いつく限り、どんどん書きましょう!
そうしていくうちに、呼吸を意識にあげます。できれば逆腹式呼吸が最適です。
DAISUKEKOIDE.COMオンライン・コーチングでは、呼吸なども丁寧に指導していきます。
この呼吸の精度が上がるだけで、情動のマネジメントや恐怖、不安な気持ちなどとの向き合い方も相当なレベルで変化していくクライアントさんばかりです。
小出さんから呼吸を習って、毎日、気がついたらやるようにしてます。あの呼吸を始めてから、自分もそうですけど、自分だけでなく、チーム全体が、試合前に漠然として不安な気持ちに駆られたり、自分を見失ったりというのが全くなくなりました。
そうしてWORK OUTレッスンを10分も重ねていけば、脳の状態は安定して、次第に気持ちも安定してきます。
海馬&扁桃体の連携プレーで発火してしまい、巻き散らかった情動が前頭前野の発火によって次第に治ってきます。
そして、そのリストを眺めながら、「あれ?なんでこんなに不安だったんだっけ?」となってくるはずです。
実際に羅列してみると、意外と大したことがなかったり、考えても仕方がなかったりすることが多くあります。
羅列したものを「根拠のあるもの」と「根拠のないもの」に分けるなど、きちんと丁寧に精査するだけでOKです。
現状の外側のゴールを目指して生きていくというのは、それはもちろん、結構大変なことです^^
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仕事の悩み、ビジネスの悩み、将来への悩み、コミュニケーションの悩み、家族の悩み、など、DAISUKEKOIDE.COMのクライアントさんは、さまざまな自分のゴールを脳の使い方で達成していらっしゃいます。