- 砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)/伊坂 幸太郎
- ¥980
- Amazon.co.jp
今やすっかりファンになってしまった,伊坂幸太郎。
作品の数々を読んでいくことと比例するように
筆者の魅力もどんどん増していく。
僕は読みながら「伊坂幸太郎,いいなぁ」と
よく心の中でつぶやいている。
伊坂作品で好きな点はいくつもあるけれど
僕が注目するのは
会話のテンポが非常によくて,しかも面白いところ。
たまにどうしようもないダジャレを入れたりするところも
結構好きだ。
大学生が主人公のこの「砂漠」という小説も
所々に筆者の考えが見えてくるようで面白い。
大学時代にこんなこと考えていたのかな,と
考えるのも楽しむ方法の一つかもしれない。
大学生の話でなぜ「砂漠」なのかは,
最後のほうで判明するのだが
「なるほどそうかもしれないな」と僕は思った。
まぁ受け取り方は人それぞれでいいと思うが。
内容については書かないけれど
話の中で登場してくる音楽については
どうしても書きたいので書こうと思う。
けっこうこの作品の柱的な存在と言えるので。
出てくるのはクラッシュとラモーンズ。
クラッシュはロンドンのパンクバンドで
ラモーンズはニューヨークのパンクバンド。
いずれも70年代後半に出てきたロックバンド。
特にラモーンズの曲は会話の中で頻繁に出てくるので
読んだ人はどうしたって気になるのではないか。
細かく書くと探す楽しみがないので
出てきた曲が入っているアルバムを載せておきましょう。
- 白い暴動/ザ・クラッシュ
- Amazon.co.jp
まずはクラッシュ。はっきり言ってタイトルが答えだったりして・・
- Ramones Mania/The Ramones
- Amazon.co.jp
続いてラモーンズ。
ラモーンズは数曲登場してくるので
それぞれの曲が別のアルバムに入っているのだが
この「ラモーンズマニア」なら1枚で済む。
伊坂氏もここから選んだ?!
最後に。
この小説には個性的で魅力的な登場人物が多いのだが,
影の主人公(影でもないかも)は完全にN君。
こういう人はいそうでいない。
読み終えたとき会ってみたいと思ったのは
自分だけだろうか・・・