砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)/伊坂 幸太郎
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今やすっかりファンになってしまった,伊坂幸太郎。

作品の数々を読んでいくことと比例するように

筆者の魅力もどんどん増していく。

僕は読みながら「伊坂幸太郎,いいなぁ」と

よく心の中でつぶやいている。


伊坂作品で好きな点はいくつもあるけれど

僕が注目するのは

会話のテンポが非常によくて,しかも面白いところ。

たまにどうしようもないダジャレを入れたりするところも

結構好きだ。





大学生が主人公のこの「砂漠」という小説も

所々に筆者の考えが見えてくるようで面白い。

大学時代にこんなこと考えていたのかな,と

考えるのも楽しむ方法の一つかもしれない。


大学生の話でなぜ「砂漠」なのかは,

最後のほうで判明するのだが

「なるほどそうかもしれないな」と僕は思った。

まぁ受け取り方は人それぞれでいいと思うが。


内容については書かないけれど

話の中で登場してくる音楽については

どうしても書きたいので書こうと思う。

けっこうこの作品の柱的な存在と言えるので。




出てくるのはクラッシュとラモーンズ。

クラッシュはロンドンのパンクバンドで

ラモーンズはニューヨークのパンクバンド。

いずれも70年代後半に出てきたロックバンド。


特にラモーンズの曲は会話の中で頻繁に出てくるので

読んだ人はどうしたって気になるのではないか。

細かく書くと探す楽しみがないので

出てきた曲が入っているアルバムを載せておきましょう。





白い暴動/ザ・クラッシュ
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まずはクラッシュ。はっきり言ってタイトルが答えだったりして・・



Ramones Mania/The Ramones
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続いてラモーンズ。

ラモーンズは数曲登場してくるので

それぞれの曲が別のアルバムに入っているのだが

この「ラモーンズマニア」なら1枚で済む。

伊坂氏もここから選んだ?!







最後に。

この小説には個性的で魅力的な登場人物が多いのだが,

影の主人公(影でもないかも)は完全にN君。

こういう人はいそうでいない。

読み終えたとき会ってみたいと思ったのは

自分だけだろうか・・・