8月9日(土曜日)行ってきました,
木村カエラ
LIVE HOUSE TOUR 2008 ~STARs TOURS~!!
今回もチャットモンチーのライブに同行した友人と参戦したのでした。
開場45分前には現地に到着し,
少し周りをウロウロして時間を潰しいよいよ開場。
初参戦のこのライブ,かなり整理番号の若いチケットを取ることができて
入場も自分たちの番がすぐにきた。
そして当初の予定通り手すりの前を確保した。
これなら寄りかかれるし,後ろから押されることもないので
安心して観られる・・・と始まる前までは思っていた。
(位置はけっこう前方と言える)
時間が進むにつれて,どんどん人が入ってくる。
さすがに若い人が圧倒的に多い。たまに親子連れも見かけたけれど。
そして考えていたよりも,男性が多い。
僕は勝手に女性が大半をしめると思っていたので,これは意外だった。
開演間近になると,さらに人が押し寄せるように入ってきた。
いったいどのくらい入ったんだろうと心配になるくらい。
このライブ,ゆっくり観られないかもしれない・・・と不安がよぎる。
そしてその考えは当たっていることを間もなく知ることになるのだった。
約5分押しで会場が暗転し,いよいよライブがスタートした。
それと同時に,ほぼ絶叫に近い(ほとんど男たちの)歓声が響くと共に
ついに木村カエラが登場!
自分の前にいた人たちがさらに前方に集まっていき
(収縮と言ったほうがよいかも)
目の前にスペースができてしまった。これは・・・と思ったら案の定
端にいた人たち,手すりの後ろにいた人たちが
そのスペースに向かって一気になだれ込んできた。
やがて目の前は人の頭でいっぱいになった・・・。
肝心の木村カエラがあまり見えない。
手とか頭とかに邪魔されて見えない。
ややカオス状態のような空気の中,容赦なく演奏は始まった。
ロック色の濃い歌がいきなり続いたため(詳しくは書きません)
観客のボルテージは一気にあがり,
まるでもうライブのピークを迎えたかのようだった。
みんながピョンピョンとジャンプしているので床が波打っている。
手すりに寄りかかっていなければ,
普通に立っているのが難しい状態だ。
こんなにもすごいんだ・・・友人と顔をあわせながら思った。
思えば人生の初ライブもここ赤坂BLITZだったなぁ。
せっちゃんを初めて生で見て,大興奮したよなぁ。
でもここまで壮絶ではなかった。この状況はちょっと“怖い”に近い。
まだ始まって間もないのに,僕はすでに
この場所を取ってしまったことを後悔していた。
それでも,
あれだけ来たくてしようがなかった木村カエラのライブなのだから
自分なりに楽しもうと歌に耳を傾けたのだった・・・・
今回改めて思ったのは,
木村カエラという人が,まぎれもなくロックな人だということ。
スタイルや流行に乗るのではなく,
自分のなかにしっかりロックが存在している。
この人を好きになるきっかけは,
人それぞれ色々な理由がありそうだけれど
僕が気に入ったところは,
媚びないこと・自身の言葉で伝えようとするところ・声の3つだった。
今回のライブでもそれがちゃんと確認できたのがとても嬉しかった。
歌の合間のトークでは,観客と砕けた感じでやりとりをするのだけれど
ある客から調子に乗った発言が出てこようものなら,
スパッと切り捨てるところなど,聞いていて爽快ささえ感じてしまった。
そして,なんと言っても声が魅力的なのだ。
以前にも同じようなこと書いたかもしれないが,いいものはいいのだから
何度でも言おう。この声はすごい。
ジャンルを越えた声なのではないか。
もちろんロックが芯にあっての話なのだが。
途中,しんみりとした歌もあったり
(アンコールではアコギとキーボードのみで歌ったり)
新曲を披露したりと,飽きさせない展開を見せてくれたこのライブは
“歌”の部分だけを見れば,とてもよいライブだった。
ただし・・・・
ライブが終わり,友人と話しながら帰り,帰宅した後も
どうしても納得いかないことがあって考え込んでしまった。
それはやっぱり,客の振る舞いであって・・・
あれこれ考えながら,ネットでいろいろ徘徊していたら
やっぱり同じ考えを持っている人が多くいたようだ。
初めに書いたように,会場の盛り上がり方は
“怖い”という表現に近いくらい凄まじく
とにかくスペースに突っ込んでくるは,
右へ左へぶつかりながら移動するはで
その興奮振りはもの凄かったのだ。初めの数曲で,
すでに何人も気分が悪くなったらしく外に出て行ってしまった。
親子連れの人も,子供が気分を悪くしたらしく途中で出て行った。
歌が終わり,木村カエラが一箇所の客をを見ながら
「下敷きになった人大丈夫だった?」と心配する場面も。
最後の歌では,人生初の生ダイブを見てしまった。
それが自分のところに起こったら・・・と思うと怖かった。
いわゆるダイブやモッシュというものは,
ライブハウスでは当然と言う意見もあるとのこと。
これには賛否両論あるようだが
僕の考えとしては,やる意味がいまいちよくわからない。
テレビでやっているのを見ても,嫌な印象を受けていたくらいなので
目の前にして引いてしまった。だって女の子多いのに・・・
そして,水を撒く行為も気になった。
自分の飲んでいるペットボトルを振り回して
水を周囲にかけるって・・・・
かなり後方にいた僕の顔にかかるくらい振り回していた。
おいおい,それはどうだろう?と不機嫌になってしまった。
ゴミも相当目立った。
ライブが終わり,人が減るまでしばらくその場に佇んでいたのだが
カップやチラシがそこここに散らばっていたのだ。
この人たちは,本当に木村カエラのファンなのかと疑ってしまった。
でも一方でそれを一所懸命拾っている人もちゃんといて
救われる思いもしたのだが・・・
さらにこれは論外なのだが,どうやら痴漢がでたらしい。
はっきりいってこういう輩が一番許せない。
どさくさまぎれに犯行に及ぶ,卑劣極まりない行為は
必ずどこかで代償を払うハメになるだろう。
若いということはそれだけで素晴らしい,
なんて言葉をどこかで聞いたことがあるが
その若さを己が上手くコントロールしていかないと
間違った方向に進んでしまうのだ。
ロックのライブで死者が出たことを知らない世代。
ロックを聴くことが,こんなにお手軽ではなかった時代を知らない世代。
今回のライブで客を眺めながら,ふとそんなことを思ってしまった。
おじさんになったな,自分も・・・
なにはともあれ,木村カエラの今後
(特に30代40代の彼女)が楽しみでしょうがない。
これからもずっと元気に歌い続けてほしい。
こんどはホールがいいかな・・・
ライブハウスだったら一番後ろでいいかも・・・・