- 宮部 みゆき
- 模倣犯1
文庫版で全5巻ある「模倣犯」。
仕事の行き帰り,電車の中で読み続け
約1ヶ月ほどかかって
やっと読み終わりました。はぁ~疲れた。
以前書店でバイトしていた頃
ハードカバーで上下巻の2冊で
発売された時のことを思い出す。
まさに飛ぶように売れた。
発注が追いつかないほどに。
当時の僕はまだ一冊も
宮部みゆきの小説を読んだことがなかった。
だから単に,よく売れてるな・・・という印象しかなく
読む気にはならなかった。
今思えばもっと早く読み始めていればよかったと思う。
しかしこの本,各巻が本当に厚い。
(文庫が発売された時は,その量の多さにたじろぎ
なかなか買う気になれなかった。)
1巻目をなんとか読み終え,2巻目に入る時
読み終わるかな・・・・とちょっと心配になってきた。
思えばこんな長編,自分は今まで読んだことがない。
それほど長い。
長いのだが,3巻目に入った時には
まんまと宮部ワールドにはまっていた。
あれだけ長い話なのに
最後まで読む人間に緊張感を保ち続けさせる
文章力に圧倒されてしまった。
登場人物の名前を「誰だっけ?」と
元に戻って確認,なんていう作業もなかった。
これはやっぱり一人ひとりの個性が
はっきり・しっかりしている証拠だろう。
読んでいる途中から事件の内容や犯人が
わかるような作りになっているので
まだ真相をしらない登場人物の行動に
もどかしさを感じたり,憤りを感じたりと
読書ではあまり味わったことのない感覚も
個人的には楽しめた。
そしてラストスパートのごとく駆け抜ける
事件解決までのシーン。
その疾走感は読んでいて本当に気持ちいい。
「模倣犯」はまさに“痛快”という感じだった。
長編もたまにはいいもんですね。
オススメ本の一つになりました。
さて,本を読み終えたところで
映画になっていたことを思い出し
DVD買ってみようかなと
インターネットでチェックしたところ・・・
見た人の評価がなんかあまり良くないようで・・・
原作と大分イメージが違うようで・・・
早まらなくてよかった,というべきなのか。
レンタル屋ででも借りようかな~・・・(^▽^;)