中学2年生になるまで僕は,いわゆるポピュラーミュージック

というものに興味もなければ,どういうものかさえ知らない

人間だった。

遠足でバスに乗ったとき,バスガイドさんが流行の曲を

流してくれた時。

友達が流れる歌のタイトルや歌手名を言い当てるのを聞いて,

「なんでわかるの?」

と本気で不思議に思ったものだ。当時の僕には音楽の時間で

歌う歌が全てだったということである。




そんな友達の様子を見ていて,流行りの歌くらい

知っておいたほうがいいのではないか,と生真面目に

思ったかどうかはよく覚えていないが,

とにかく僕の音楽リサーチがスタートしたのだった。





まずはテレビ番組のチェックから入る。

当時やっていたのはベスト10。ミュージックステーションも

やってたかな?あと夜ヒット(知ってる人は同年代)!

でも知識がないからいまいちピンとこない。





どうしたものかと思っていたとき,姉が持ってきた

一本のテープ。「これ面白い曲あるから聴く?」

飢えていた僕はうなずき早速ダブルラジカセ(懐かしい響き)の

スタートボタンを押す。



流れてきたのは軽快なメロディー。

コーメウォ~コメコメウォーコッコメウォ~音譜

ってなんじゃこりゃ~,わけわかんない,面白すぎる!!




そう,僕が人生で初めてまともに聴いた流行の歌は

米米CLUBの「KOME KOME WAR」だった。





その後,CDラジカセを購入したこともあって

僕の音楽ライフはものすごい勢いで加速していった。

CD販売がだいぶ定着していた時期でもあり,

レンタル屋もあちこちにできて,ほぼ毎日通っていたような気がする。

小遣いのほとんどはCDレンタル代に消えていった。

土曜日にやっていた今週のトップ100だか50だかのラジオも

必ず聴いていた。

とにかくなんでも聴きまくる,そんな時期だった。