RR9 vs ゆきまき 6.96VP データムほぼアベレージ.


とったり取られたりなラウンド。



"報われたかった"



あなたの手は


965

J82

KJ87

Q87


オークションは右手から相手のフリーランで


2C 2D;2NT 3C;3S* 3NT//

*5枚スペード


your lead?






2日目、居酒屋にて。


Tさん「僕はこれ、報われたかったよ。」


というと?


うちのチームのアンラッキーエキスパートが、長考の末に選択したオープニングリードはHJだったそうだ。



フルハンドは以下の通り。



全部知ってればHKを上がってSTを出せば良いんだけれど、事はそんなシンプルだろうか?

HQJxからのリードだったりしない?


ディクレアラーは、最後のダミーエントリーをいきなり使ってしまうのを嫌い、HAで勝ってS3→ST。SKが勝ちDT。DK勝ってダイヤ。


HJ82からのTop of Anythingが本当にいい味を出してるんだよね。スペードの配置だけが良かったために、ちょっとしたプレイラインの揺らぎで現実的なメイクチャンスは消失した。


「それで、結果どうなったんですか?」

「HJリードを長いところからのリードだと信じたSouthが、DA取られてスペード走られる時にHを捨てちゃった。」


あれまぁ。


「他の12枚のリードはウルトラ余裕でメイクするけど、ここ1枚だけの厳しいのを選べたので報われたかったよね。」

「ところで君たちはこれ、HJリードにどうプレイする?」


…まぁハート3勝すればほぼメイクだし、仮にHQが左手でもSTがダミーエントリーなるかもしれないから、HJに対してなおHK、HTでフィネスかなぁ。。


しばし考えてるとKさん


「かんたんかんたん。ダックすればハートが続く。多分。しらんけど。」


それもそれでダミーからロー引くという決断も残ってるけど、この配置はまずHQ飛び出るだろう。出てこなければ左手のハートはQJxと。



このラウンドの失点はアンダービッドが多かった。これもそのうちの一つ。



"3枚は理不尽"



僕はEast、オークションは


P P 1C P;

P 1S 3D P;

4C//


5Cはダイヤを切りに向かえば自然と5メイク。

世界中で5Cをプレイしているのでやりたいところ。


引き続き居酒屋にて。

最近は飲むと冷えて腹にくるから、ビール一杯で離脱。

顔に出ないから分かりにくいけど、Pdは珍しくかなりべろべろになるまで飲んでいる。


Pd「daisukeさん、私は議論したいです。この流れなら4Cで良いと思うのですが、周りがみんな5Cをやっている中でハンドの強さをどう考えるべきなのかを。」


ロレツがね。回ってないね。

確かに日本酒1人4合分位は頼んでたからな。


「WestはHKとDxx生きそうだから、最初パスだし2回目はinv.するんじゃない?4Cじゃなくて3Sはどう?」

Pd「ちょっと、私これは、聞いてみてもいいですか」


もちろん。

そこにいたKさんに聞いてみた。


「私は2Cで開くけど、3Dより2Dの方が強いんじゃない。世界は2Cオープンじゃない」


そんな2Cオープンかな

実際はそれなりのテーブルでNorthがPRE2Sから始まるだろうからなんともかもしれない。


「1Cに繋ぎはしますか?」


「それはまた別の話、うん」

「Westは、3Dが正気なら5C置くんじゃない。トランプ3枚あるのは理不尽。しらんけど」


と言いながら次のハンドを書き出した。


xxx

Jxxxxx

xx

xx


3rd seat.オークションはPdから


1S X P 2D;

X XX 2H 3D;

3S P ?


ときて、出番。ギリかもだけどやっぱり3枚サポートは理不尽と思い、4S置いたそうな。

Pdは


AQJTxx

x

AJx

AKx


4S5メイク。そういうことあるよね。


「だから、置くんじゃない。しらんけど」

「Westは、最後に3Sとか言わなくて良いですか?」

「無駄、無駄」


1人帰って1人来る。Pdはもうほぼ聞いておらず日本酒をつぎまくってる。Kさんは10枚フィット裏にQxx抜けの7Dの話を繰り返ししている。場がだいぶ暖まってきた。



RR10 12.80VP +1.56IMP/bd


“Board of the day”


K6

A84

T72

T8752


2nd seat.


1S P 2C 2D;

P 3D 6S//


your lead?






最大動いたボード。良いジャッジはできた?



私たちのテーブルでは、僕はWestでオークションはEastから


P P 1S 4H;

4S P P 5D;

X 5H X* P;

5S//


*僕のブレイクインテンポ


Pdは一度パスしてて、しかもダイヤに点があると言っている。私のハートは2枚である。しからば基本的に5Sはできないと考えるべきだ。

ヤバシェイプなだけにそういう結論に辿り着くまで時間がかかって、スクリーンがあるとはいえ僕のダブルにディレクターを呼ばれてしまった。


Hリード。HJはAが勝ち。いつかダミーに入って、オークション的にはNorthが真っ赤なハンドを抱えていそうなので、スペードフィネスし6メイク。


裁定はPdがスペード6枚持っていたのでお咎めなしとなった。

実際は5Hxって本気だすと結構落ちるし、色んな意味でセーフ。



さて裏はどうだったかというと。


1S P 2C 2D;

P 3D 6S//


Southにはまたもアンラッキーエキスパートが座っていて、leadはHA、続けてH。

SKの所在だけが問題で、Kは点数にもなるからオーバーコールがあっただけではなんとも言えないし、ハートはSouthが長いかもしれない。

EastはパーセンテージプレイのSKドロップを敢行。これは成功せず、6S-1。


まずNorthの2Dが素晴らしい。オポーネントのスペードには競れないことを見越してマイケルズを回避した。 これはSKを外す布石となる。そしてHAリードは卓見だろう。仮にDリードであったら、切ってSA取って、CA。ダイヤ切ってCKJの下に手のHKJを捨ててジャストメイクされてしまう。


やっていることはシンプルだけれど、幾つも落とし穴がある。僕はこれがboard of the dayだと思う。



RR11 vsSakura 18.09VP +1.5IMP/bd


裏表ともによく稼いだラウンド。



僕はNorth、こちらのテーブルではEWのフリーランでWestから


1D 2C; 2D 2S; 3S 4C; 4D 4H; 4NT 5S; 6C 6D;6S//


と進行。HQリード、HA勝ってS2,8,Aにはちゃんと7と出す。次にS6を引いた時4とフォローしたら小首を傾げてSQ。CAKでダミーのハートをピッチするがそれは僕のスペードでラフ。HKでダミーを詰めて、ダミーはDA、DQ。DK勝ってCQとだすと僕のSJシングルトンが生還するので6Sは−2。


裏は酔い始めたKさんが教えてくれた。


1D 2C; 2D 2S; 3S 4S//


「これオーバーランしないのいいですね」

「所詮スペードは4−4、やりすぎない」


力強い。フィールドは4Sストップが3ペア、6Sが4ペア、7Sが1ペア。これはいいスコア。


一通りスコアを見返したけど、私たちの素晴らしいハンドみたいなのは特段これと言って無いな。オポーネントは卓についた時から負のオーラを発していて、座っているだけでスコアが重なってくるから申し訳なかった。


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"黄金色のまんじゅう"


この前の週、中国上海と台湾に行ってきたのでパイナップルケーキを持ってきた。8個入りなのでチームメイトに3つ、僕1つ。なぜか7個しか入ってなかったのであと3つ。もう1つ食べてあと誰にあげようか考えた。


えーと、たくさんスコアくれた人はっと…3Dxで1400点くれた人とSK外した人にあげよう。感謝の気持ちを込めて、スコアのことには触れず糖分を補給してもらった。


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1日目ここまで。勝ち負け勝ち勝ちでアベレージよりちょっと浮いているけど1位は遠い。明日の直接対決に期待だ。