千葉住みなので今年は千葉そごうのバレンタインデーフェアへ。毎回記事にしているつもりだったけれど、テーマでソートをかけて振り返ってみると一記事しかない。



確か2020は高島屋に行って、2021は横浜インビか何かのついでに行ったような。2022は国家試験終わってやはり千葉そごうで少し購入したようだ。今年も備忘録代わりに書いておこうと思う。


今年は食べる人がもう1人いるのでたくさん買い求めた。つらい当直が一つ終わるたびに、サラリーをチョコレート換算して耐え忍んだ。収入があるのはいいことだ。


僕の好みはじんわり美味しい上質な高級チョコ、妻の好みはフレーバーのある見た目も味も良いチョコ。自分では手を出さないからこその発見もある。僕はベルギーチョコが硬派で気取ってないので好きだから、どちらかというとベルギーのもの中心に見ていくことになる。


Jean-Charles Rochoux(ジャン シャルルロシュー)


南青山にある高級チョコレート屋さんで、一推しは隔週土曜日にテイストが変わるフレッシュフルーツプレート。めちゃ映えるのでinsta女子に大人気。いちごのチョコレートプレートを回収。


千葉そごうでは14時から毎日30組限定で売り出し。妻が取りに行ったのだけれど14:05で売り切れ、列に並ぶのは夫婦でモンクレール着たお金持ち風夫婦的な感じだったとのこと。千葉にタワマンないけどどこから来ているのだろうか?


見た目美しくフルーツもみずみずしい。意外と味がチャラくないのも高評価。ただ人気のフルーツプレートはチョコというより美味しくフルーツを食べさせる方法として捉えるべき。



Van Dender(ヴァンデンダー)


ヴァンデンダー自体はちゃんとしたショコラティエなんだけど(なんだけど?)、購入したのは数年前めちゃ流行った、キラキラスーパーボール系チョコ。んなもん美味いはずねーだろというのとちょっと食べてみたいよねがずっと綱引きしてて、食べたことなかったのだけど今回ついに。食べたのはプラリネドームショコラ。


どれもぼちぼち。チョコレートは美味しいが、感動は黒い缶開けた瞬間がmax。妻はパッションフルーツテイストが良かったとのことだが、もはやどれがどれか分からない。



Le chocolat de H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)


折口さんのチョコ、僕は日本のブランドで一番美味いと信じている。そもそもチョコは生鮮食品で、製造から口に運ぶまでの時間が短ければ短いほど美味い。それに欧州で作ったものは輸送費がコストに上乗せされて無駄に高い。小規模なショコラティエだと数が出せなくて高かったりもする。そうならば日本で技術のあるところが大量に作っているものが美味くて安いはずで、ここはそんなメーカーの一つ。


去年も今年も買ったのが紅まどんな9個入り¥2,000強の商品。妻は「色々試すけど毎年これがなんやかや一番美味しい」という。サイズは普通のチョコの1/2ほどで、ピエールマルコリーニ並みの小サイズだ。確かに、本当に美味いし一粒¥200は安い。



Benoit Nehant(ブノワ ニアン)


今年の新規開拓その1。なぜかパティシエが元エンジニアという売り出し方をしているブノワニアン。グラデーションのあるブルーのコーティングの美しさと、フレーバーに魅かれてブルーデトワを購入。1番濃い色はかなり美味しいが真ん中は平凡。3番目は義母にあげたら感動していた。これは当たりだと思ってチャレンジしたが期待は超えず。



frederic blondeel(フレデリック ブロンディール)


ベルギーのサブロン広場でふらっと入ったチョコ屋さん。そこで初めて食べたジャスミン味とpimento(とうがらし)味の美味しさが衝撃的で、毎年買わずにはいられない思い出のチョコ屋さん。


日本のバレンタインフェアはマジでやる気なくて、フツーのテイストしか出してくれない。ポップアップもやる気が感じられず知名度もないからすぐ撤退してしまうのではないかと危ぶんで応援買いしているが、見ているとそれなりに買っていく人がいて、美味しいものは売れるんだなと安心する。


チョコレートは美味い。



ナカムラチョコレート


今年のあたりチョコ。神戸とにあるオーストラリアテイストの?お店。アラカルトでいただくことができ、選んだScarlet roseがあんまりにも美味しくて6個入りボックス(Australia)を購入。どれもこれも新しい風味の調和が感じられ、見た目美しく、後味はさーっと引いていく。プラムと栗のチョコって信じられる?でも、美味いのよこれが。


もう一度そごうに行って他のボックス(Dark)も購入した。妻とこれはうまいすごいと話題になったものを。


Murray river pink solt & caramel:

信じられないほど美味い塩キャラメルがプラリネになったチョコ。


White truffle:

白トリュフのチョコ。通常トリュフチョコレートはトリュフに似てるからそう言うのであって、具材に使うことはないが、ここのパティシエは天才だから、やってのける。あのいちじくとかにかける白トリュフとオリーブオイル、マヌカハニー、カカオの苦味。口に入れた時の第一印象と、溶けて混ざり合い調和していく表情の移り変わり。

思い出すだけで、もう、頭おかしくなる。fine diningのデザート、いや前菜。


Scarlet rose:

ミルクチョコ、ラズベリー、ローズウォーター。バラ香りが口の中へパッと広がり、鼻腔へ抜けてどこかへ消え去る。そばや豆腐を食べた時、素材の味を感じるのは鼻腔だと思うが、そうした和の哲学を感じる。安い香り一切無し、フレーバーチョコというよりはのどごしチョコレート。なにそれ?


この店は天才すぎて、サイドメニューのMIKAGE rockも数量限定のアレンジLamingtonケーキも美味しい。結局この店で一万くらい使ってしまった。この店を訪問するために神戸へ旅行する価値があると思う。



Le chocolat Alan Ducasse(アランデュカス)


2020に食べたのと同じ、ガナッシュ・オリジン3種を。小さな箱に左からマダガスカル、ペルー、ジャワの順に並んでいて、多分この順に食べてほしいのだと思う。


今年僕はマダガスカルが1番と感じた。妻は僅差でペルー、ジャワは少し苦くて不評。


妻は来年もリピしたいと。アフタヌーンティーを日本橋でやっているらしく、もう予約させられた。ホテルのアフタヌーンティーよりは少しお安め。



来年もいこう。