裏街道に行くと、待ち受けていたのは前回優勝チーム。ここで我々は善戦して、前半-5IMP、後半-5IMPの10IMP負け。1bdひっくり返れば1日目に続いて大物食いその2だったので、みんなして悔やしい感じ。



リードの話から。


K76

62

J942

A642


オークションは右手から敵のフリーランで、


1H-4C;4D.4H//


your lead?



KJT62

A9

J832

K2


オークションは自分から、


1S P 2S 4H//


your lead?












heroはSouthのPd、彼の選択はS6。


ディクレアラーはスペードを一回ダックして、続くスペードを勝つ。ハートを集めて手からCQを出してみるが、Southは適切にCAで勝ってNorthで3つ目のスペードをキャッシュ。クラブでエグジットしてダイヤの三つ目が勝てるようになるのを待つだけ。



Pdは、アタッキングリードが必要そうなオークションであることを理解して適切なリードを選んだ。素晴らしい結果だが、裏は6Hに行き過ぎた。ダイヤリードはダイヤ全勝になるが、それでもどうしようもなく2ダウンし2取られ。





これはNorthの僕のリード、SJを選択。SQ,SAでクラブを2枚捨てられて、トランプはグッドブレイクなので6メイク。-480。


裏はWestの3H、リードはCK。クラブが3回続くとトランプが2個取れるようになるので、3Hはジャストメイク。参った…8取られ。



テーブルでは、CKに一瞬目移りして、諦めた。

SJは冴えたリードじゃないけれどCKを出す勇気が無かった。ポイントはHAの下のカードで、何がしかアッパーカット的な意味で役立つかな?と想像出来たら、僕にも勇気が出たかもしれない。



"mini NT鑑賞会"



このオポーネントはNVの1st,2nd,3rdで(9)10-12ptsの1NTを使っている。最近の国際大会で頻用されているこのNTのレンジはどのくらい有用なのだろうか。サンプルが4つも採取できたので見てみよう。



#1


僕は North。Westから



1NT 2C P 4S//



6Sルーズで+480。


Pdは、そのくらい強いハンドはダブルから入るかもしれないと思って簡便なビッドをしてしまったと言っていた。2Cからは、それなりにきっちり決まっていないとスラムトライをしにくいという事情もあった。簡単にスラム行ける手でもないが相手のシステムが刺さったこともあってがっかり。


裏はNSのフリーランで


1D-1H//


なんぞ誤解があったとの事。-200は+7IMP。



#2


WestからEWのフリーランで


1NT 2C;2S 4C;4S


Northからのリードはちょっとむずかったんだけど、ハートはぬる過ぎるかなと思い、右手弱いからアタッキングリードで良いかとD6を選択。


D6,2ときて、PdはJ865からのリードを嫌いD4。D8勝ち。ダイヤは一つ損したけれど、トランプ3つとCAは逃げなかったので1ダウン。+50。


裏は2S=で+110の4取り。



#3


Eastからフリーランで


1NT 2D;2H//


Northに座ってただけなのに儲け、とはいえノンバルなのでぼちぼち。3ダウンは+150、裏はNorthの3H2ダウンで、+100は6取り。



#4


Westから


1NT 3D P 4H;

P P X//


CJリード、CA勝ってスペードが出てこなかったので、えんやこらダイヤでスペードひとつ消す展開になって-1。


裏は3Hでストップ、ジャストメイクで8取られ。




この4bdの収支はプラスだけど、どちらかというと有利なバルでのminiNTは profittableだなという印象。#3で2Hにペナルティを掛けられなかったの見ても、いつもいつも捕まえるのはあまり簡単じゃない。


このオポーネントはトランスファーを残してminiNTのシステムを組んでおり、記憶負荷を和らげているのだけど、そんな使い方でも割と十分な気配。


トランスファーはNTサイドがコントラクトを持つコンベンションだからminiNTとの相性はいまいちなのだけど、きちんとやると弱いNTのシステム導入はそんなに簡単ではない。まずレンジ設定が難しくて、例えば12-14BALを1NTにすると、15-17BALの時の1mオープン後のメジャーフィットを3の代で表現するしかなくなる。1の代レスポンスなんてメジャーなKxxxxくらいからしたいこの時代、15点BALで3の台をプレイせざるを得ないのはあまりにしんどい。


かと言って1NTを13-15と15点を含むようにすると、今度は11-12BALが開けられないか、1Dあたりのオープンに負担をさせなくてはいけなくなる。あと1mオープンからの2NTリビッドは16-17みたいな雰囲気にもなる。ポイントレンジを上げて1NT 14-16では効き目が弱い。


そこにきて1NT 10-12のminiNTは意外と導入しやすい。1NTリビッドを13-15とする事で1m-1M;2Mを11-14UNBALか13-15BALとすれば良くなるのであんまり苦しくない。2NTリビッドが16-17という嫌なレンジになるので、レスポンス点を少し上げる必要はあるだろうか。


weakNTを採用するとして、せっかくの機会なのでトランスファーのないNTシステムを考えてみているけれど、完璧はない。まずNTコントラクトのサイドは弱い方に固定されてしまう。そしてトランスファーは非常に使い勝手が良く、無しにすると例えば5M4mあたりのシステム収納に苦しむことになる。よく使われているのは2Cも2Dもstayman的に扱う直感的なシステムなんだけど、年4回の日本リーグで使うにはちょっとヘビーだ。1NT-3Cのパペットステイマンも採用したいがPREのスペースを削って良いかかなり悩ましい。このオポーネントのトランスファーonでのシステム組立ては現実的なようだ。



BBOなどでもうちょっとサンプルを採取して採用を検討したい。発生ボードで0.2IMPも浮けば採用する価値があるはずだ。