このラウンドは紅一点のパートナーと僕が組んで出場。対戦相手はユースチームその1。
最初に大きく点が動いたのがこのボード。
“ミドルカード”
Neither Vul. 2nd seat.
KT9x
J
AK743
xxx
オークションは右手から。パスで回ってきて、ちょっと弱めに1Dでオープンしてみる。
開けた瞬間にちょびっと、嫌な予感がした。D743が弱すぎる。
P 1D 1H X;
P 2S 3C 3NT:
P ?
さてどうしよう。
イメージとしてはPdと左で組んだ方がたくさんトリックが取れそう。
スペードのブレイクは劣悪そうで3NTもさもありなんという感じだが、パートナーはいかにもハートとクラブに7枚以上持っていて、スペードにも4枚あるときたら、我々の方でダイヤモンドがフィットしてトリックになるイメージもない。D743は弱すぎたのだ。
どちらかというとダミーと左がダイヤ短くて、スペードラフがしやすい感じになるのではないだろうか。4Sを選択するとそれが流れる。
フルハンドは以下。
HKリード。ダミー見て、いかにもスペードは5-1ブレイクだね、となる。
5-1ブレイクみたいなときはウィナーが11個あって、それを走ってるうちに相手がラフ、リターンを勝ってトランプ集めてジャストメイクというのが相場だが、弱いオープンがたたりちょっとダメそう。
HA勝ち、DJを引くとQがのっかりDA勝ち、DKはSAでラフしてHQ。右手はCQを捨て。
手で切って、クラブを出すとCA勝ってクラブラフ。この展開はハンドパンプがほどほどで止まり、2ダウン。
Pd「3Cにダブればよかったかしらね」
僕「うーん、パンプしてるとメイクされちゃいそうな」
Pd「あなたのハートが短いの分かるから大丈夫じゃない?」
よくよく考えてみるとディフェンスはかなり難しい。
仮にWestの3CがSQリードから始まり、SA勝ち、ロークラブと出ると、NorthはCK勝ってDJと続ける。
そのあとD2順目をディクレアラーラフ、CQ勝ってHTと出し、HA勝ってHをC7でラフ、ダイヤとだしてダイヤモンドのアッパーカットをすることでなんとかかんとかダウンだ。
パートナーのダブルについて、ナチュラルな2NTとどちらが良かっただろう。
4枚無いけどダブルはごく自然に見える。もしかしたら2NTがいいかもしれないのは、12点持っていてかつハートを5枚持っていること。もしPdがHQxと持っていそうなら、最後3NTになった時にコントラクトのサイドが改善するかもしれないが5枚も持っていると望み薄。
12点あればPdの2Sレスポンスをそこでやめることはなかろうから、ほとんど必ず4-3でバッドブレイクの3S、4Sになってしまうはず。介入が入った時はS4枚に偽装するのをやめてみてもいい。
とはいえこのボードはビッドしたサイドが負けそう、弱い1Dが一番冴えていないようだ。-9 IMP。
次はこれ
Northの1NTオープン、僕はパスして1NT、裏はインビテーションを選んで3NT。
こちらはダイヤリード、これは見た目9個。パートナーはスローインを決めて10個取っていた。裏はSQリードから、これは出来そうにない。
4333だけどTや9などのミドルカードまみれのハンドはインビテーションの価値がある。このハンドは悩ましかったが、ミドルカードの美しさが足りないかな、と判断しパスをした。Pdに黒いJがあれば割とできてそうだったので、なかなかうまくいかないものだね。8T中4Tでインビした形跡が見られ、メイクテーブルは0。+7 IMP
オークションはEastから
1S P 1NTP;
3C* P 4S**P;
P ?
*5-5 inv
**4S置く前にBreak in Tempo
5C置かれて作られたらマジでやだなと思いつつ、黒いスーツでゲームチョイスするときは4Cから入るだろうからダブルを付ける。悩んで4S置いてるのがちょっと5Cにエスケープされそうで嫌だけど、まぁ大丈夫でしょう。
これは3つおちて+500。
EastはGazzilliを使っている関係上、2C経由ではハンドのバリューを紹介しきれないと考えたのだろう。
バリュー的にinv扱いにするかどうかはさておき、3CはHAQxとあるのが冴えていなさそうだ。最近よくある1S-2H(NF)みたいなのがなければ1S-1NT;2C-2H;4Hの組み立てをロストしてしまう分、少し危険。+12 IMP。
We Vul. 2nd seat.
AJ74
A74
A8
AKT6
オークションは右手から
P 2NT P 3H*;
P 4C** 4D P***;
5D ?
*TRF
**Super Accept C value
***Xも可、Sコントラクトも可
Pass/Double inversionを使ってないことに注意。
Pdは、4Hをビッドしていないからすごくやる気のある手ではないが、4Sをビッドしていないからすごくやる気のない手でもない。
僕はスラムが近そうに見えるが、4H返ってこなかったらまぁ5Dxもいいでしょとダブル。フルハンドは以下。
クラブ当てればできる6Sがあるが、5Dは4つ落ちたので何でもいいかという感じ。
僕が4225シェイプだったら恐らく上に行くんだろうという印象。実際は弱めのダミーが出て来て助かったけど、もしかしたら僕は5Sを置いた方がいいかもしれない。+4 IMP
"そういう話"
オークションは僕から1st seatで平凡に4Sオープン。
4S P P 4NT:
P 5D//
と終わり、プレイは少しよれて5メイク。
Pd「6Sまでお付き合いする気で、5Sって先に言っちゃうのかしらね」
実際はそれが安いけど、全然わからないです。
高田馬場の階段でN君。
「これ買えるかなとおもってちゃちゃいれたんですよ」
裏のオークションは
4S P P 4NT:
P 5D 5S//
「結果買えました」
よかったねぇ。
2日目終わって居酒屋で。
Kさんはマイナーズハンドをもって座っており5Sの裏でパス。これはフォーシングだからWestは6D置くべきだという。よそでもフォーシングパスが発生するべきだと聞いたので、きっとそれがいいのだろう。
フォーシングパスが発生するシチュエーションはいつ?というテーマはなかなか難しいのだが、Kさんが言うには、ここをフォーシングパスにしないと負担がかかりすぎるとのこと。それはこのバルだからで、白vs赤だったらどうですかと聞くと、「まぁそういう話もある、うん」という。ふぅん。Bridge Winnersでも盛り上がっていたけど、「常識的に考えてパスしないだろう」という状況はもう発生しちゃっていいと思う。Rosenbergはバルによって変えるのは愚の極み、ぐらいのこと言っていたんで、「まぁそういう話もある」のだろう。-11 IMP。
これが最後のスイング。
"最後の瞬間"
オークションは右手から
1C*-1H;
1NT//
*2枚以上
K42
872
KJ94
KQ7
Your lead?
平凡にH8を選択。ドラマはここから始まる。
H8リード、HT勝ち、HKも勝ち。C2,x,J,Q。
なに返したらいいか判然としない。悩み過ぎても何なので、DKJ9xとなっているのに目を付けて、ディクレアラーのDTxをサラウンドしようとDJをプレイ。
DA勝ってHQ、ダミーからはスペード捨て。HA勝ってスペードシフト、3巡目を上がってCx→CA。HJをキャッシュされたとき、僕の手は
-
-
K94
K
ちなみにダミーは
-
-
Q87
6
ここでD4を捨てても意味がないことがわかっていたので、なるべく悩まずD9。果たして策は功を奏し、D2,4,8,T。僕の手にはマイナー2トリックが残っているので、ディフェンス側にS2H1D2C2で1ダウン。うまくいった。
プレイサイドのカードリーディングとしてはDJT94もってたらオープニングリードするだろとかそんな捨て方しないとか、見破るすべは色々あるし程度の高いディセプションではないのだけど、ちゃんと集中して選択のある最後の瞬間まで粘ったのがよかったところ。
まじめな話としては、D9捨てがあってもなくても僕の
Kxx
8xx
J94
KQxx
ならメイクするプレーだったようだが、ここで重要なのはT2でクラブ引いたときのPdのフォローしたカードかもしれない。C4を出していた気がするのだが、ほとんどまったく思い出せない。+6 IMP。
けっきょく、取ったり取られたりで6IMP勝ち。滑り出しはいつもいまいちだ。
次自分は休み。銭湯にでも行くかとBCを出て帰ってくると36IMP勝ちしている。これは出ないほうがスコアになりそうだな。。





