この日は本当に久々のSRR。
試合の裏では浜松が中止になったそうでプロがあまた流れてくるかと思われたが、蓋を開けてみれば元学生×3のチームが超浮いている感じのフィールドであった。パートナーは日本リーグのパートナー、チームメイトはイツメン。
ちゃんと優勝しよう(?)と思って挑んだ午前、ペアアベレージマイナスってなんだそりゃ。
午前からちょっとだけ。
We vul. 1st seat.
T93
QT6
AKQ9
AK6
18点、オークションは自分から
1D 2H 2S 3H;
?
強いので4Hとつなぐ。その後、
1D 2H 2S 3H;
4H 5H* 5S** P;
?
*Pass-Double inversion(PDi)がアクティベートした
**5Sがやりたい
おっ出た出たPDi。
朝この日のパートナーとPDiの話をしていて、使えるか分かんないけど使ってみようという結論に。5Hが置かれた瞬間、緊張が走ったのは多分パートナーも一緒だろう。特にパートナーはインテンポで意味的に正しいビッドをしないと、後で大損しうるシチュエーションだ。
PDiの概要は、フォーシングシチュエーション下のダブルがサポートあるけど流してもいい、パスがダブルに繋いでもらう、ビッドがやりたい。
言うは易し行うは難しで事はそんなに単純では無い、むしろ疑問は山積みだ。
このシチュエーションでのメジャーな疑問点は次の通り。
・そもそもPDiってパスとダブルを替える話だから、5Sには影響しない?
・除外判断として、仮にPdがダブルしたとして、すでにフィットがある状態でのサポートってなに?
・同じく除外判断として、仮にPdがパス、僕がダブル、そこでPdが5Sと言ったとして、この状況でのマイルドスラムトライってどんなハンド?
僕の手の特徴は、
・4H言う手の中で18-19BALはすこーし強いかも
・スペードのアナーがない
・ハートを3枚持っててそこにアナーは1枚しかない
・マイナーのコントロールに溢れている
・丸い
状況は
・ハートで5の代まで競られている
問題をfigure outして決断を下すのがこんなにむずかしいとは。Plan your bid.
前提として、PDiではしょーもない手は一度パスをして、僕がダブルにつないでそれを流すため、
AQxxx
x
Jxxx
QJxx
やら
AQxxxx
x
Jxx
QJx
みたいなパートナーは初めから存在しない。
だいたい僕がマイナーAKを全て持っているので、パートナーはマイナーに純粋に何も無い状態で5Sをやりたいといっている。したらば、トランプが綺麗かハートがないか、少なくともどちらかは期待して良いだろう。
相手のオークションはよく分からないけど、こちらに点のある状況で5の代まで競られているし、相手のハートは10枚フィットと考えるのが妥当か。左手のハートが7枚、右手3枚とすると、Pdのハートボイドは充分ありうる。それと、スペードは普通6枚あるような気がする。
これなら6S出来だ。
AKQxxx
x
Jxx
xxx
Pdの点数もそれなりに謎だが、ミニマム9点としよう。僕の4Hは16点くらいから言うだろうから、HCPにして13点あってもそんなにおかしくはないかも。
仮に、HCP的に弱めの手としよう。
SAKQxxxとハートグルトンだとしても、マイナーのJ/Qがいればまず出来、居なくてもD9が偉そうで多分プレイはあるだろう。SAKの7枚も同様。
うーん、問題の焦点がわかってきたぞ。マイナーに5トリック、絞ったり絞らなかったりで6トリック捻出できるとすると、結局メジャーに何ルーザー出るかが問題なのだ。
しかしまぁ、上の例にも出した
AKQxxx
x
Jxx
xxx
でありがちな18-19BALと向かい合って、本当に5Sやりたいと思うかしら。僕の手は
xxx
KQx
AQxx
AQJx
なんかより3段階は強いし、このしょぼしょぼ6=1=3=3マンが出てきてもS4-0以外6Sメイクだ。少なくとも、マイルドスラムトライはかえってこない気がする。
繰り返すけど、12点超えてたっていいのだ。例えば
AKQxxx
K
xxx
xxx
こんなんでもS4-0以外メイクだし、HKが死んでる以上、僕の4Hに対してマイルドスラムトライは流石にしなかろう。
…とまぁこのように考えて、6Sは最も悪くてSKのフィネスが必要なコントラクトくらいにはなるかな、と判断。約15秒ほど考えて、テーブルでは6Sをビッド。
さてフルハンドは以下。
おおっまさにその手。Northも勝負したなぁ。
今日はHAとSK取られて1ダウン。
ビッドを振り返ってみよう。
まず僕の6Sは、PDiが無かったら間違いなくサブリーズナブル。スペードにフィネスがあればそれは抜けるのが相場なオークション模様だし、そもそもパートナーにSAKQの6枚がいたとしても、6=1=3=3それのみでマイナーのアナーが無かった場合は、12個目がいつでも出てくる感じでもない。結局12個めどこ?問題は残ってる。
読み抜けの話をすれば、パートナーのハートがボイドならスペード1ルーザーでもメイクかもしれないが、そもそも左手のハートは6枚と見るべきだろう。いくら内容が悪くても今日は相手にとって最高のバルなのだから7枚ないのが自然ではないか。左手はM6m4持ちが本線ではなかろうか。
そらに左手がH7枚として、右手がハートアナーダブルトンでレイズしていることもある。ブリッジは自由だ。
一方でパートナーの話をするなら、5Sではなくダブルするのがよかった。ここでのダブルは、5Sか5Hxか決めかねているといった感じ。そもそも2Sを言ったなかでは特段強い手ではないので、手のHKシングルトンを根拠に"5Sをやっても良いが5Hxでも良い"と表明するのがちょうど良いだろう。たしかに判断に悩ましい手は残っているものの、このハンドのみを考えれば流石に6Sをビッドすることはなく、固いプラスを持って帰る事ができる。
PDi.があったら僕のビッドは…?それはもうちょっとハンドをやらないとよく分からない。やっぱり無し派の人もいよう。
…このボードを通してPDiの理解が深まった。
スーツが表明されてる時のDoubleは、こちらで直近にビッドしたスーツのコントラクトをやっても良いという属性が付く。今まで5S言うような手の一部もDoubleに切り替わり、5Sのピュアさが上がるという事だろう。
長かった、うまく言葉にできてるだろうか。
最後に、ダブルと言わないマージナルなハンドの例をあげておこう。
・6=1=3=3SAKJ+CQ(SQフィネスの6S)は即5S言うのか、一度パスして僕のダブルを5S(NF)に引っ張るのか
・7=0=3=3SAKQ+CQあり(上から7S)は?
・7=0=3=3SAKQ+CQあり(スクイズして7S)は?
点数持ってない側はどこまでいってもそれっぽいビッドをするしかないから難しい。
ただほら、結局のところプリエンプトされて元々厳しいなかで、少しでもより良く生きようって話だから。このハンドだけを例に取れば、とりあえず改善はしそう。パートナーと、もうちょっとこのシステムに付き合ってみよう、という結論になりました。
書き物は力尽きた、午後のHRもない。午後はペア1位で裏が2位、チームは1位で終えることができました。終わった後は腹がちぎれるまで中華を食べて解散。
