久々に映画の話。
最近音楽好きの大学の同期が彼女と別れて傷心で暇だというので、ズーム飲みの流れで、危険な行動に走らないよう、映画を10本か15本くらい紹介した。
ハートブレイクな人はいろんな気分になりがちだし、映画はやっぱり刺さる、刺さらないということがあるので、逆に5カテゴリくらいフィーリングを用意して、その気分になりたいときに観てほしい映画を2-3本ずつ挙げることにしたのだ。まぁ逃げと言えば逃げである。
ちなみにフィーリングリストはこんな感じ。
【音楽の力】
【あの幸せ】
【目を瞑れば】
【パーリータイム!】
【考えてみる】
【ザ・犯罪者】
カテゴリ6つあんな。あとザ・犯罪者は僕の好み。
映画タイトルは...ないしょ
漢方みたいなもんで、フィーリングリストもその人向けのprescriptionですから。
ほしい人は出しますよ、おくすり。
ついさっきカノジョが元カノになってしまった人間というのはまず【あの幸せ】あたりから観て、大体つらい気持ちになって次は【パーリータイム!】観そうなもんで。僕の思った通りの視聴順となったのである。このパーリータイム!の一番上に仕掛けておいたのが『スラムドッグ$ミリオネア』だったのだ。
(ちなみに【あの幸せ】の一番上に仕掛けたのは『ブルーバレンタイン』。認知行動療法というか、毒を食らわば皿までというか。)
でここからは『スラムドッグ$ミリオネア』の話をするわけだが、未視聴者は視聴ガイドとしてブログを読むことをお勧めしない。
理由はみっつ。
ひとつめは、ストーリーのネタバレを含むから。
大学1年か2年の時、飯田橋はギンレイホールで初めてこの映画を見た時すっばらしいエンターテイメントだと思ったから、その気持ちを味わってほしい。この映画があなたに刺さる映画だとしたら、本当はネタバレどころか前情報なしで見るべきものなのだ。
ふたつめは、ここから日本語で表現されたことがないかもしれないものを書くから。
観終わって好きな映画はググり倒して他人の感想を読むのが好きなんだけど、あのシーンをこう読んでいるものを見つけることが出来なかった。少なくともウェブ上の日本語は。
ただ映画読解のお作法をわかってる人が冷静になって考えれば必ずたどり着く答えなので、気づいたのが世界で僕だけなことはあり得ない。クオリティペーパーの映画評コーナーとかに書いてあるかもしれない。
みっつめは自分を試してほしいから。
この映画は浅く観ることも、深く観ることもできる。劇中の仕掛けの何にどれだけ気づくことができるだろうか。
ひとつめで書いたように、浅く観たってとても楽しい。いろんな意味で、2009年アカデミー賞を総なめ(作品・監督・作曲・撮影・脚色・編集・録音・音響編集賞)してるのが納得の完成度の映画である。
僕はこれ、初めて見たときちょーおもしれーってなって、ギンレイホールのシネマパス持ってたんで翌日とかにおんなじやつもっかい見て、友達に紹介したついでに観て今に至るので、人生3回目。
おんなじ本繰り返し読む人いるじゃん。僕あれ無理で。
映画ならいけるかなと思ったんだけど、ぶっちゃけ2回目見た時は、「この映画は好きだけど、映画も繰り返し見るもんじゃねぇな」と思った。
でも3回目みて、印象が180度変わった。僕も大人になったのかな。
いや、あの頃僕は孤独だった。
映画を観た感想を話す相手がいなかったのだ。
まず一回も見たことない人はまず見てほしいな。
で、好きとか嫌いとか、良いとか悪いとか、楽しいつまらないとか。
自分なりの感想をもったところ、次のブログでまたお会いしましょう。