貴重な春休みの三日三晩、悩んでよーやくわかった、なんで3Hを置いたかが。どこに間違いがあるのかも。


We Vul 3rd seat.


x
J98xxxx
Kxxxx
-


1D 1S 3H(!)


これ、激烈なオーバービッドなんだけど、これが良いかなと思った理由。

最初はしょうがないじゃんと思ったんだよね、即5D置く手口を思いつかなかったので。教えてもらってようやく気がついた、ていうかなんでそんな簡単なことに気付かなかったのか。


即5Dはリスクとリターンがバランス取れてて良い。3Hよりスペース奪うし、5D自体は多分そこまで落ちないし、必要最低限のスコアを取りに行ってて、かつハートはどこ行った?と左右を混乱させることになると思うからPRE効果が高い。6Dは、パートナーに平凡なハンドを想定するならハートの短さがないと出来ないので、そんなに簡単にはスラムルーズもしない。

あるいは一度パスしてビッドすると、こんな一風変わったシーケンスを作れるかもしれない。


1D 1S P 2D;
P 4S 5D 5S;
P P X


これがいいって言ってるわけじゃないよ。でも面白ビッドの中にも魂がこもってることに気づいたから。
パスして5Dは絶対強くないので、「あなたが落とせるというなら流して、そうでなければ6D置いて」になるだろう。ここでPdがどう動くべきかは全然わからないけど。


で、なぜ3Hを置いたのか。それは、3Hは5Dのみならず、さらにその上でのサクリファイスを意識したビッドだったのだろう。5Dをやるのはもとより、パートナーがなんらかの形でハートを示したならばどこまでも付き合う、というマインドの表れである。言ってしまえば、ハートの情報さえあれば正しく判断できるという自惚れでもある。

端的にいうと5Dには惜しいと思ったのだ。


判断を誤ったのは、バルの過小評価。
Mさんのコメントにもある通り、この手は本質的にサクリファイス中心、このボードは基本的に相手のもの。そしてバルは悪いから、あんまりどこまでもサクリファイスに付き合うことはできない。つまり5Sに"保険で"6Dを置くにはリスキーすぎるのだ。そこを完璧に見落としていた。

あるいはこのバルでもそれでいいと判断した、そこのリスクリターン評価に誤りがあったのだ。


Mistakes are almost always of a sacred nature. 

Never try to correct them. 

On the contrary: rationalize them, 

understand them thoroughly. 

After that, it will be possible for you 

to sublimate them.


これはダリの言葉。
ちょっと格調低く、訳してみよう。

"誤りは大体いつでも聖なるものだ、
正そうとしちゃダメ。
逆に納得いくまで理解して、
理性の範疇に落とし込め。
そしたら応用も利くようになるだろう。"

正すは糾すに通じる。
大事なのは、なんで真剣にやってんのに3Hを選んだか、選択の過程でどのような利益衡量が行われたのか、そしてその過程にどんな誤りがあったのか解き明かす作業なのだ。

そして僕にとって理性の範疇に落とし込むことは、思考を整理してただ書くこと。つまりはこーいうことだったようだ。


もういっぺん、昔ダリ美術館で見た名言を持って来たかったんだけど、ネットでどこ見ても書いてない。こんな感じ?

It doesn't necessarily mean nonsense that I don't understand what is drawn in that picture

私が絵の内容を説明できないからと言って、それは必ずしも意味のないことだとは限らない。

ほんとはthatが5回くらい続いた名言だったと思うんだけど。あと自分の変なビッドをダリになぞらえるのは大分不遜な気もするけど。


実際、自分でもわかんなかったんだよね、なんで3Hなんて置いたのか笑笑。
シェイプしか見てないクソ馬鹿なんじゃないかと思ったけど、裏ではこーいう理屈が働いていたと腑落ちした。これに付き合わされたパートナーには申し訳なかったよね。


さて思考整理のための一問一答。


Q1.じゃあバルが逆ならやるの?

A1.やるかもしれないし、やらないかもしれない。その場合も自分がタクティカルなビッドをしたことを認識してやるべきだし、パートナーが自分の手に忠実な判断をして発生した失点は3H側の責任だ。なぜなら、あんまり紹介されることが見込めないハートの情報が伝われば、自分で判断できるという自惚れがベースにあるのだから。

Q2.5Sにダブルつけたところでパスするんだろうか?元々6Dまで言うつもりだったのでは?

A2.最も知りたかったハートの状況は悪そうなのでパス。逆に4H言われたところでダブルつけられてたら、NVでは6の代までやるかもしれない。実際裏はオーバービッドとはいえ6Sをやっていて、逆バルなら押し上げる効果も期待できる。
バルではもうFJしないので最初から間違ってる=考えの対象外。

Q3.このバルでやっちゃった場合、避け得た失点だったか

A3.それは次の記事にて。





最後に、あるツイートを見て自分の頭が整理されたことをメモしておきます。ようやく、本質的な自分の間違いに気づけました。