この日はスイスチーム。前記事に書いた4Sを考えながら始まった。サウナに入ったおかげでコンディションは良かったのだけど、内容はそんなによくなかった。


pdはいつも通り、チームメイトはkb,kkt。
それにワンちゃんが来てくれた。


一般的に、知らない女性をいきなり引き合わすリスキーな場には居合わせたくないものだ。だけどpdは元々ワンちゃんが上手だと知っていたし、ワンちゃんから参加したいとするやりとりがあったので、多分大丈夫だろうと判断した。


実際2人は打ち解けて後日一緒に試合にも出たとのことなので、また1つ徳を積んでしまったようだ。この日ワンちゃんは健気にもkktの後ろでずっとみていた。


目指すは入賞だが、それよりも終わった後の中華街が楽しみだ。横浜ブリッジフェスティバルに先立つ試験期間には中華料理のブログを読みあさっていて、中華熱が非常に上がっていたのである。


この日のターゲットは煲仔飯(ボウチャイファン)。香港や広東あたりでよく食べられるもので、土鍋で塩漬け豚とお米を炊き込んだ美味しい炊き込みご飯だ。中華は数が正義なところがあるので人数が増えるのは僕にとっても願ったり叶ったり。


とまぁそういうことを考えてるとブリッジはなかなか伴わないもので、Tと9を考え違いして4Sを落とした地獄のようなミスもあった。恥ずかしい。


さてボードは見返してみたけどほとんど覚えていなかった。こいつを除いては。




左右は上手な中国人、特にEastは遊んでもらったこともある、"しぶとい金ちゃん"だ。


僕はNorth、1NTで開けてそれが流れる。
リードは…なんとDQ。


ダミーを見て、ダイヤを抜かれた後ハート開発やな、とローをコール。Eastは悩みつつ、Kで上がってクラブバック。


普通にCQを出すと抜けて、HKを負けにいくとHA勝ち、クラブをWestがアンブロックするようにだされて、金ちゃんが最後13枚目のクラブをキャッシュ。え、そっちが13枚目もってるの?ダイヤも取られて1NTはなすすべもなくダウン2。


クレームの後、金ちゃんさんが口を開く。



「ナイスリターン!」


僕とWest「いやいやいや」



僕がナイスリードでしょう、と言うと、リードは普通と金ちゃん。この人は言葉少なだが、いちいち面白い。


裏は当然のように1NTへクラブを振り込んで、1NTメイクの5取られ。あとで中国人ペアにあった時に聞いてみた。



「1NT覚えてます、クラブKxxxxの。あれってダイヤ出すもんなんですか?」


ちょっとはにかみながら金ちゃんは言う


「繋がってるから」


金ちゃんのパートナー曰く、
「金ちゃんは損したくない人だから、キャラかもしれないね」


納得感のあるような、無いような笑。


(※ブログを一通り書いて思い出した、1NT-2C;2H-4Hみたいなやつを2A持ってるKelvinにダブられて、ハートは8と9の関係で1ルーザー出てしまう0-4ブレイク。Kelvinが0枚の方なんだった。事の顛末は、day1の記事と絡んでいるのでみてください。)


この日は前半負け込み、後半取り返したのでアベレージくらい。インターコンチ下のタクシー乗り場から、5人で中華街へ向かう。車窓から、みなとみらいの大きな観覧車が見える。


pd「私、観覧車って乗ったことないのよ、貴方はあるの?誰と?」


平常運転である。そして僕は、この手の質問には動じない。


「そういうこと聞くと嫌がられますよ、すぐ言うでしょ人に。」


pd「私は人が嫌がることは言わないわよ!」


「あの観覧車は乗ったこと無いですけど、乗ってみたいですか?明日ペア戦で入賞したら乗りましょうか、無料で」


僕も平常運転。


pd「無料でってなんなのよ、入賞しなかったらどうなるのよ!」


「そりゃあもちろん有料ですよ」


pd「なによ有料って、そんななら乗らないわよ!入賞したら優しく肩を抱いてもらって写真を撮ってもらうだけでいいの。」


「お触りも有料ですよ」


pd「なによお触りって!」


pdが僕の肩をはたく。その隣でkbが笑っている。そうこうしつつ、横浜中華街の入り口に着く。


タクシーを待つ間、お目当ての中華料理屋さんはやっていないことが判明。中華街をふらふらしつつ、食べログにしたがって北京料理屋さんにたどり着く。なかなか美味しい。ただkbとワンちゃんは小食、kktはお腹壊してるとかで、注文が少しオーバービッドになってしまった。たしかにこのメンツなら、3人前で良かったかもしれない。



pdは少し早く帰ったので、4人で甘いものを求めてふらふら。お目当てはまたやっていなかったのでカフェに入って少しお話し。


その時、もしかしてそうかなと思って確認したところ、やっぱり中国では産後ケアが普通とのことだった。東アジアでよく行われる産後ケアとは、例えば1ヶ月なら1ヶ月、女性は赤ちゃんを産んだら赤ちゃんの世話は誰かに見てもらって、体力の回復に努める慣習のこと。入院しての体調管理からホームヘルパー、まで形態は様々だが、結婚式を挙げるレベルで普通に行われていることなのだ。1ヶ月100万くらいお金がかかることもあるけど、人気病院にはなかなか入れなかったりする。


日本だってじいちゃんばあちゃんが来て世話をする的なイベントはあるが、どちらかというとお母さんの手伝い的な側面の方が強いだろう。これに対して中国の一部、韓国、台湾においては、産後ケアのあいだ、本当に赤ちゃんにノータッチだったりする。家族愛とか優しさじゃなくて、これは本当にそういうものなのだ。


東アジア圏の友人何人かに確認していてみんなそうだったから、ワンちゃんのあたりでもそうなのだろうと思っていたが、やっぱりそうだった。医療に携わるものの責任かなと思って、もし結婚するなら、結婚式の貯金と同じように産後ケアの貯金も必要になるんだよ、と僕がkktにこんこんと説明したりした。


我々は産後ケアに100万も金を用意する文化では無いのだが、日本でも徐々に市民権を得てきているので、大変だねぇというよりは、是非やってほしいなと思ったりするのである。