朝日の話を書くためにハンドも持って来てあるけど、簡単にかけそうなこちらから書いていこう。

 

2/16に試験が終わって、いつ帰省しようかな、と考えていたところ千葉県知事杯のお誘いをいただいたのでこれに合わせて帰ることにした。

 

3/11に剣道の試合がある関係で3月初週には群馬へ戻り、またそのあと、少なくとも春季リジョナル、それ以降も学校開始までの行事をスキップできることがはっきりしたら柳谷杯まで千葉にいるつもりだ。

 

 

この試合はMP。Session 1、出だしのボードから悪いジャッジメントでpdを窮地に追い込んでしまった。

 

 

98642

T6

A532

T2

 

AKJ5

AK98

J7

543

 

 

フリーランで、上のハンドから

P 1NT;2H*-3H*;3S//

 

3Hはハート持っているスーパーアクセプトで、コントロール持ちがちなところをみてダミーでも良かろうと思っての判断。だけどMPはbeat the parを目指してプラススコアを取るゲームなので、SAするのってよっぽどな状況じゃなければ必要ないと思う。

 

OLは右手のDK。見通しはS4H2D1勝で、いきなりでも、1巡ダックしても結局DAで勝ってSQをフィネるか叩くかのゲスとなる。どっち?

 

 

 

 

 

 

 

・・・テーブルではPd叩いて、表のSQが分かり、DJ負けに行ったらSQ狩り集められてS4H2D1ラフ1の3S-1。

 

でもこれよく見ると、DA勝ってSA勝ってD負けに行けばテンポ保ちつつS2巡狩れるので、左手が

 

 

QTx

Jxxx

xx

Kxxx

 

 

みたいな感じで、DK勝ち、Dバックを左手ラフ、クラブを正しく2回取ってもう一度ダイヤでuppercutと進まない限り落ちないね。

 

というか上記ハンドでS2回狩っても、結局クラブで左手に入ってSQ出されると変わらないか。S1回狩ってダイヤ出しに行くのが良さそう。

 

 

ここで僕がテーマにしたかったのは、“MPで少数派のbidをした後、少数派のplayをすることのアドバンテージ”であった。

このハンドで言うと、SAは多分2:8か1:9くらいで少数派、(ほんとはSQを当てなくてもよいのだが単純にSだけで勝負するとして、)SQフィネスはこれも1:9くらいで少数派。

 

だけど9枚フィットのQフィネスとQドロップは特にAを取ってKJに向かって引いて手前がフォローした場合ほとんど%が変わらないことが知られているので、どうもSAしちゃったときはSQフィネスするエッジがありそうだと思ったのだ。ちょっと確率が低いだけでほとんどの人が選ばない。これって“安い”と思いません?

 

 

もっとシンプルな具体例はこんな感じ。

 

 

Kxxxx

xxx

xx

xxx

 

AJxx

AK

Axxx

xxx

 

 

オークションは下の1NTからSのTRF、3Sにうけてそれがスタンド。

MP戦なら少数派だろう、3Sが特にいいジャッジとは思えないが、どんなフィールドでも10-20%はいると思う。リードからクラブ3発取られ(どちらが長いかは不明)、ハートシフトで下が勝ち、SKにボスフォロー、S出してみたら左手フォロー。外せば落ちるし当たればメイク。誰に勝つために何をする?

 

 

 

 

 

ちょっと計算してみたので貼っておきますね。

 

 

 
 
 
 

 

 

・・・結局少ない掛け金でたくさん儲かるから、フィネって3S-1は恥ずかしいかもしれないけど、取るべきアクションということのようだ。

 

 

Session2、They VUL.

 

あなたのハンドは

 

 

AKT9

K6

KJT6

A84

 

 

オークションは右から

 

 

P 1D 1H 3D*;

P ?

 

*PRE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はパスしてみた、pdのハンドは

 

 

84

A93

Q9542

J72

 

 

で、あっという間に3NTメイク。

 

 

え、ちょっと変だって?

 

 

でも考えてみよう。

例えば♡1ストッパーでDAがなかったり、DAあってもAxxxxみたいなもの持ちだったとしたらどうだろう。その点3Dはきっちりプラススコアがつく。それにこのバルでは、Pdがどんな弱いハンドを持っているかわからない。

だからこういうジャッジメントは十分ある。

 

 

でもジャッジメントの前に、戦術的にミスっている可能性については言及しておきたい。

僕のポジションはプロが座らない向きだったので、おそらくほとんどすべての人がパスをするというアイデアを持たないか採用しないかであるから、ここが勝負どころだと思わなければ別に勝負しなくてもよかったのだ。

 

 

それはさておき、例によってPollを募ってみた。

Bridge Winnersでの投票では3NT59%、Pass38%に分かれた(その後、もう少し均衡してきた)。John Diamondとたまに朝日にくるEric Leongは3NT、古いイギリス代表のRichard FleetとBBOで一番点数が高いLeo LasotaはPass。

 

 

ビッド派の意見は、3NTをパスするにはクイックトリックがありすぎる

パス派の意見は、NVならパスVULならビッドという人や、3Dという手は18-19BALでゲームルーズしないハンドでやるという人、さまざま。

 

 

僕は会場でPdに、その手は2D,3Dと進行すべきと伝えた。

僕の右手がパススタートだから、PREよりも少しそっちを選んでいいかもと。

ずいぶん勝手なことを言ったような気もする。 

 

 

心に残ったのはRichard Fleetの次のコメント。

 
”You need a philosophy about such situations. Either you bid 3NT with a strong balanced hand or you don't - but whatever you decide upon, stick to it.”
 
こうした状況では信念をもて。強いバランスハンドで3NTいうかいわないか、どちらにせよそうと決めたら、それをやり続けること。
 
 
ブリッジって、そういうことなのかもしれない。
 
 
 
この日は午前1位午後6位で結果優勝することができた。でもなんだか、良いジャッジを積み重ねたというよりは、ラッキーに恵まれたかな正直。
 
終わった後風邪気味のPdは帰宅されて、Hプロとジンギスカンを食べながら思い出話を延々としていた。
 
 
 
 
おまけ。Session1 #4
 
 
これ実際に引いたんですよね。
 
 
Q8
Q8543
876
432
 
 
ダブルリーチ!
”待ち”はなにでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
答えはDQ,CQ,C8と、D5でした。何の話?