「困った時に頼れるのは自分だけだ」…
周りをみているとどうやらそれほど大した頭では無いようなので、人と意見が違う時は時間をかけてゆっくり考えるようにしている。
久々のクラブINTERO、今日のパートナーはエティエンさん。もしかしたらエシエンが正しいのかもしれない。そして本人はステファンと呼んでくれと言っていた(気がする)。もうよくわからないけど、ハイ、とユー、とムッシューでなんとかやり過ごすことができた。
スコアは悲惨な出来で、30%代を覚悟したが何とか45%だった。いいボードが幾つかと、悪いボードが幾つも。
これはビッドもプレイも深く反省している。
僕W、オークションは
P 1S X P;2H 2S P P;?
左手がS長いとダミーでSラフしてもオーバーラフされてしんどいことが多いので、やめといたら?と心の中でチラッと思ったけど点数的には3H位と思って置く。
SK、SA。Southは2順目のSにC3でカモン、CA、Cラフ、Sx。ハイラフして、HAにボスフォロー。
NorthがH2枚ならCをオーバーラフされること無いから、と考えてC出すと切られる。-3。
C1枚H2枚だとNorthの手はAKQxxx xx KQxx xになるからなんかマニアックなんだよね。その形で何ができるわけでも無いし、もう書いててなんでこんなプレイをしたのかもわからない。
doublerもちょいよわだけど、それ以上に3HはSの長さからやめておくべきだったように思う。今日は2Sも落ちるし、剃髪して出家したいくらいの思いだ。
次のボードも出家したい感満載だけど、なんとかプラススコアを持って帰ることが出来た。
僕はE、オークションはWから
1D P 1H 1NT;2H//
2Dはナチュラルだったのでレイズも出来たけれど、僕はパートナーサイドの1NTをやって欲しかった。1S言われたら2Dを置くつもりで言ったら、ダミー見る前から分かり切った、4-3フィットでやる羽目に。業だ。
リードはCQ、手で勝ってHをJに向けて出すとそれが勝つ。D3-3じゃなきゃ出来ねえだろうと思った僕はDを出すとDAK、D4。ダミーで勝ってHxを9に向けて出すとQに負け。SA、SK、Sと出てくる。
左手のシェイプは4432確定なので、ダミーで勝って、Sを切って、C(D)と出すとクーアンパッサンの完成でジャストメイク。わーい。
エティエンさん「ダミーから見てて、君の問題がわからなかったよ。なんでこんなに悩んでいるんだろうってね。」
そう、なんか不思議そうな顔しているのには気づいていた。
エティエンさん「1NT守ったりした方が良かったかもよ笑」
2Dってシングルレイズすると、Sはなんかアクション取りがちで、NSはなにやっても山ほど落ちる。mのシングルレイズが効いている瞬間を発見した。合掌。
とはいえ我々の2DはH切られると落ちで、出来たところでジャストメイク+90なので、まあちょっと、よくわからない。ボードの点数は9.13/16だった。自分のケツを拭くのはいつでも自分だ。
そして本日最もホットなハンドがこれだ。
オークションはWの僕からフリーランで
2C-2D;2NT-3NT//
なんか控えめなエティエンさん、もう少し粘れば良いのに。H2リードをJ引いてダックせず。Sをダミーで終わるようにとって、CQに向けて出したらCKに負けて、Cリターンでスクイズの目を絶たれ3NTは5メイク。上から11個、やる気の無いプレイですね。
オポーネントがフランス語で(4Sなら6メイクで680点だったね、660点だね)みたいなことやってる。それ位のフランス語ならわかるのだよ君。
終わった後、ハンドレコードをみて気づく。このハンドは、僕が持てば3NTは6メイクする。パペットステイマンは割とメジャーなようなので、3NT5メイクは全てのSプレイヤーに負けるとすると下位1/4程度くらいか(実際のスコアは5/16であった)。6Sにたどり着けないことよりも6メイク出来なかったことがいけなかったようだ。
エティエンさん「でもどうやって作るの?」
僕は一通り説明した。がエティエンさんには伝わらなかったようで、フィールドで一番上手と目されているペアに聞いていた。
クラブのオーナー「あの人たちは、ベルギーで一番上手なのよ。あっちが二番で、こっちが一番。」
そうなのか。一番のおっちゃんと話してみた。ちょっとギョロ目。
一番のおっちゃん「何リードだった?」
「H2です」
おっさん「じゃあHJ引かずに手でH9をAで勝って、S5発とってNorthはHxとDxピッチ、そこでDダックで、Nがスクイズに掛かるね」
エティエンさん「うーん確かに」
NorthはDQ勝たされてHTでエグジットすると手のH8が偉くなるので出来ない。Cは振込だからHxを出すと、SouthのHQが飛び出る。スレッドをトランスファーするまでもなく、勝手に状況が出来上がる。仮にNorthは神の視座を持っていて、S4順目にHx、S5順目にDQを捨ててDダックはSouthの勝ちとしよう。CリターンにCQ、CK、CA。HJにHQ、HK、HxでやはりNorthはHとCで絞られる。
そう、そうなんだけど。
「でもHJ引いてもできるんじゃ無いですか?」
おっさん「No、有り得ない。完璧とは言えないが、ほとんど正確な分析だろう。」
話終了。僕もビール飲みながら話してたから、なんか言う気は起きなかった。いや正確には2回蒸し返したけど軽く流された。
でも僕は、HJを引いても12勝できるやり方を見つけていた。
再掲。
6NT by W
T1:H2,J,Q,?
plan the play.
HリードでJを引いて、ダックせずSを4順とってみよう。ダミーからは、HD1枚捨てる。NorthはHを1枚捨てる。
NorthはSの5巡目、Cを捨てたらCQダックでダミーのCがエスタってメイクしてしまうのでDを捨てる。そこでDAKと取ると?
C捨てると同じ理由でダメなのでHを一枚捨てる。そこでCQをダックして、リターンを勝って、CA、CJと出すとSouthが赤いスーツでスクイズに掛かる。
実はこのスクイズ、Sが3-2ブレイクでNorthがCKの4枚以上を持っていればいつでも発生する。Hリード後S5発取られると、NorthはC4枚を守るため赤いスーツを3枚にしなくてはならない。その時、元の持ち方がどうであれ、HとDを①3-0/2-1/1-2にすればL:C、R:D、B:Hのダブルスクイズ、②0-3にすればL:C、R:H、B:Dのダブルスクイズに発展する(R、L、BはRight,Left,Bothそれぞれのスレッドのこと)。
一つのスーツ(この場合はC)が表に有る時は、スクイズの状況が魔法のように完成して行く。一般にコンパウンド(合成)スクイズと呼ばれている。そしてコンパウンドスクイズはゲスが必要で、S5順とった後、左手が短くしてるスーツをキャッシュしなくてはならない。
コンパウンドスクイズをテーブルでみたのは、たぶん人生2度目。そしてH+Cのシンプルスクイズより先に気付いたのがこっちだった。
おっちゃん、そもそもコンピュータが正しければどんなリードでも6メイクなんだから、Hリードに依存したメナスの作り方なんて正解にならないんだぜ。DQリードでもできるって言ってるんだから。
ちなみにEが持つと、Cリードがキリングリードになる。Cダックのタイミングが非常に難しく、S5発とった後じゃないとダメで、そして正しくディフェンスされると、ダックできるスーツはCだけなのだ。
話の締めに。ブリッジを知らないルームメイトにこのハンドがどのくらい貴重で、僕がアフターブリッジでどれ位興奮したかを説明する際に、麻雀で例えようとしたけど難しかった。
「それって、チューレン位?」
「いやメンチン位だと思うんですけど」
「メンチンはなかなかアガれないよ、待ち探しちゃって、挙動でバレる。」
「あーそうそう、今日は他の人がすぐ見つけられなかった待ちを後で発見したんです!」
「??(何がすごいの?…)」
確かに、やはりテーブルで出来ないと意味がない。ポストモーテムの達人になってはいけません。
帰り道はベルギーで二番目に上手なおっちゃんに送って貰った。クラブは森の中にあるので夜分は怖くって、とてもありがたい。
話を聞いていて仰天したのが、そのベルギーで二番目のおっちゃんは僕の学問分野の実務家で、6billionのM&Aをした後なんと僕の留学先の学部の先生となり、退職し、「今は自分のファイナンスでブリッジしてるよ」って人だった。そういうお金持ちって日本のブリッジ界隈でみないね。かっこいいね。
クラブINTEROの様子。最近のブリュッセルは霧っぽい。
ー今、空港でこれを書いています。今日10/31からクロアチア入りして世界大学選手権を戦ってきます。よかったら応援してください。
↓FBのページです。ここに写真がアップされます。
https://www.facebook.com/events/184349801741074/?ref=22
↓主催団体FISU(国際大学スポーツ連盟)のページです。10/31時点ではトップページで扱っています。本部はブリュッセルにあるとか。
http://www.fisu.net/en/International-university-sports-federation-3137.html
周りをみているとどうやらそれほど大した頭では無いようなので、人と意見が違う時は時間をかけてゆっくり考えるようにしている。
久々のクラブINTERO、今日のパートナーはエティエンさん。もしかしたらエシエンが正しいのかもしれない。そして本人はステファンと呼んでくれと言っていた(気がする)。もうよくわからないけど、ハイ、とユー、とムッシューでなんとかやり過ごすことができた。
スコアは悲惨な出来で、30%代を覚悟したが何とか45%だった。いいボードが幾つかと、悪いボードが幾つも。
これはビッドもプレイも深く反省している。
僕W、オークションは
P 1S X P;2H 2S P P;?
左手がS長いとダミーでSラフしてもオーバーラフされてしんどいことが多いので、やめといたら?と心の中でチラッと思ったけど点数的には3H位と思って置く。
SK、SA。Southは2順目のSにC3でカモン、CA、Cラフ、Sx。ハイラフして、HAにボスフォロー。
NorthがH2枚ならCをオーバーラフされること無いから、と考えてC出すと切られる。-3。
C1枚H2枚だとNorthの手はAKQxxx xx KQxx xになるからなんかマニアックなんだよね。その形で何ができるわけでも無いし、もう書いててなんでこんなプレイをしたのかもわからない。
doublerもちょいよわだけど、それ以上に3HはSの長さからやめておくべきだったように思う。今日は2Sも落ちるし、剃髪して出家したいくらいの思いだ。
次のボードも出家したい感満載だけど、なんとかプラススコアを持って帰ることが出来た。
僕はE、オークションはWから
1D P 1H 1NT;2H//
2Dはナチュラルだったのでレイズも出来たけれど、僕はパートナーサイドの1NTをやって欲しかった。1S言われたら2Dを置くつもりで言ったら、ダミー見る前から分かり切った、4-3フィットでやる羽目に。業だ。
リードはCQ、手で勝ってHをJに向けて出すとそれが勝つ。D3-3じゃなきゃ出来ねえだろうと思った僕はDを出すとDAK、D4。ダミーで勝ってHxを9に向けて出すとQに負け。SA、SK、Sと出てくる。
左手のシェイプは4432確定なので、ダミーで勝って、Sを切って、C(D)と出すとクーアンパッサンの完成でジャストメイク。わーい。
エティエンさん「ダミーから見てて、君の問題がわからなかったよ。なんでこんなに悩んでいるんだろうってね。」
そう、なんか不思議そうな顔しているのには気づいていた。
エティエンさん「1NT守ったりした方が良かったかもよ笑」
2Dってシングルレイズすると、Sはなんかアクション取りがちで、NSはなにやっても山ほど落ちる。mのシングルレイズが効いている瞬間を発見した。合掌。
とはいえ我々の2DはH切られると落ちで、出来たところでジャストメイク+90なので、まあちょっと、よくわからない。ボードの点数は9.13/16だった。自分のケツを拭くのはいつでも自分だ。
そして本日最もホットなハンドがこれだ。
オークションはWの僕からフリーランで
2C-2D;2NT-3NT//
なんか控えめなエティエンさん、もう少し粘れば良いのに。H2リードをJ引いてダックせず。Sをダミーで終わるようにとって、CQに向けて出したらCKに負けて、Cリターンでスクイズの目を絶たれ3NTは5メイク。上から11個、やる気の無いプレイですね。
オポーネントがフランス語で(4Sなら6メイクで680点だったね、660点だね)みたいなことやってる。それ位のフランス語ならわかるのだよ君。
終わった後、ハンドレコードをみて気づく。このハンドは、僕が持てば3NTは6メイクする。パペットステイマンは割とメジャーなようなので、3NT5メイクは全てのSプレイヤーに負けるとすると下位1/4程度くらいか(実際のスコアは5/16であった)。6Sにたどり着けないことよりも6メイク出来なかったことがいけなかったようだ。
エティエンさん「でもどうやって作るの?」
僕は一通り説明した。がエティエンさんには伝わらなかったようで、フィールドで一番上手と目されているペアに聞いていた。
クラブのオーナー「あの人たちは、ベルギーで一番上手なのよ。あっちが二番で、こっちが一番。」
そうなのか。一番のおっちゃんと話してみた。ちょっとギョロ目。
一番のおっちゃん「何リードだった?」
「H2です」
おっさん「じゃあHJ引かずに手でH9をAで勝って、S5発とってNorthはHxとDxピッチ、そこでDダックで、Nがスクイズに掛かるね」
エティエンさん「うーん確かに」
NorthはDQ勝たされてHTでエグジットすると手のH8が偉くなるので出来ない。Cは振込だからHxを出すと、SouthのHQが飛び出る。スレッドをトランスファーするまでもなく、勝手に状況が出来上がる。仮にNorthは神の視座を持っていて、S4順目にHx、S5順目にDQを捨ててDダックはSouthの勝ちとしよう。CリターンにCQ、CK、CA。HJにHQ、HK、HxでやはりNorthはHとCで絞られる。
そう、そうなんだけど。
「でもHJ引いてもできるんじゃ無いですか?」
おっさん「No、有り得ない。完璧とは言えないが、ほとんど正確な分析だろう。」
話終了。僕もビール飲みながら話してたから、なんか言う気は起きなかった。いや正確には2回蒸し返したけど軽く流された。
でも僕は、HJを引いても12勝できるやり方を見つけていた。
再掲。
6NT by W
T1:H2,J,Q,?
plan the play.
HリードでJを引いて、ダックせずSを4順とってみよう。ダミーからは、HD1枚捨てる。NorthはHを1枚捨てる。
NorthはSの5巡目、Cを捨てたらCQダックでダミーのCがエスタってメイクしてしまうのでDを捨てる。そこでDAKと取ると?
C捨てると同じ理由でダメなのでHを一枚捨てる。そこでCQをダックして、リターンを勝って、CA、CJと出すとSouthが赤いスーツでスクイズに掛かる。
実はこのスクイズ、Sが3-2ブレイクでNorthがCKの4枚以上を持っていればいつでも発生する。Hリード後S5発取られると、NorthはC4枚を守るため赤いスーツを3枚にしなくてはならない。その時、元の持ち方がどうであれ、HとDを①3-0/2-1/1-2にすればL:C、R:D、B:Hのダブルスクイズ、②0-3にすればL:C、R:H、B:Dのダブルスクイズに発展する(R、L、BはRight,Left,Bothそれぞれのスレッドのこと)。
一つのスーツ(この場合はC)が表に有る時は、スクイズの状況が魔法のように完成して行く。一般にコンパウンド(合成)スクイズと呼ばれている。そしてコンパウンドスクイズはゲスが必要で、S5順とった後、左手が短くしてるスーツをキャッシュしなくてはならない。
コンパウンドスクイズをテーブルでみたのは、たぶん人生2度目。そしてH+Cのシンプルスクイズより先に気付いたのがこっちだった。
おっちゃん、そもそもコンピュータが正しければどんなリードでも6メイクなんだから、Hリードに依存したメナスの作り方なんて正解にならないんだぜ。DQリードでもできるって言ってるんだから。
ちなみにEが持つと、Cリードがキリングリードになる。Cダックのタイミングが非常に難しく、S5発とった後じゃないとダメで、そして正しくディフェンスされると、ダックできるスーツはCだけなのだ。
話の締めに。ブリッジを知らないルームメイトにこのハンドがどのくらい貴重で、僕がアフターブリッジでどれ位興奮したかを説明する際に、麻雀で例えようとしたけど難しかった。
「それって、チューレン位?」
「いやメンチン位だと思うんですけど」
「メンチンはなかなかアガれないよ、待ち探しちゃって、挙動でバレる。」
「あーそうそう、今日は他の人がすぐ見つけられなかった待ちを後で発見したんです!」
「??(何がすごいの?…)」
確かに、やはりテーブルで出来ないと意味がない。ポストモーテムの達人になってはいけません。
帰り道はベルギーで二番目に上手なおっちゃんに送って貰った。クラブは森の中にあるので夜分は怖くって、とてもありがたい。
話を聞いていて仰天したのが、そのベルギーで二番目のおっちゃんは僕の学問分野の実務家で、6billionのM&Aをした後なんと僕の留学先の学部の先生となり、退職し、「今は自分のファイナンスでブリッジしてるよ」って人だった。そういうお金持ちって日本のブリッジ界隈でみないね。かっこいいね。
クラブINTEROの様子。最近のブリュッセルは霧っぽい。
ー今、空港でこれを書いています。今日10/31からクロアチア入りして世界大学選手権を戦ってきます。よかったら応援してください。
↓FBのページです。ここに写真がアップされます。
https://www.facebook.com/events/184349801741074/?ref=22
↓主催団体FISU(国際大学スポーツ連盟)のページです。10/31時点ではトップページで扱っています。本部はブリュッセルにあるとか。
http://www.fisu.net/en/International-university-sports-federation-3137.html




