(→Battle
の続き)
vs. レミエル (十賢者・アウター)
『悠奈』 もしかして怒ってる ??
『ティータ(エッケザックス)』 うんん、全然♪ (にっこり)
別にさっきの戦いで呼んで来れなかった事なんて・・・
私だって火の専門家だもん・・・ むぅ~~
(*身体が幼いので、こういう仕様です・・・)
『悠奈』 (意外と根に持つのね・・・)
『おい、そろそろいいか !! こっちは女、子供のママゴトに付き合ってやる義理は
ねぇーんだよ、十賢者を倒した力、見せて貰うぜ !!』
『ティータ』 ふふふ、返り討ちよ、悠奈 GO→ !!
『悠奈』 やっぱり、そういう流れかぁーーー
(まぁ、機嫌直してくれただけマシかな・・・、後の特訓が怖いけど・・・)
レミエルは弓を引く・・・
だがその数が問題だ・・・
3つの矢を同時に放つ !!
三散火
1つ目の矢は唸りを上げ真っ直ぐに・・・
この攻撃を悠奈は雷剣で捌く
2つ目の矢は弧を描いて、右から半月状に滑る様に入り込み・・・
悠奈はこれをバックのステップで躱すが・・・
(3本目は・・・ !?)
『ティータ』 下よ !! 悠奈 !!
それは通常ではあり得ない '''軌道''
弓の軌道は本来上から下である (重力により)
だが、この弓(矢)は下から上へ抉る !!
超低空(地面ギリギリ)を飛行する弓が
角度を強烈に切り替え、少女を突き上げる !!
下からの攻撃は非常に躱しづらい
そして、これは3連撃 !!
少女に躱す余地などないのだ・・・
鳴・神
ずしゃーーー
鮮血が飛び散る・・・
『悠奈』 躱せなきゃ、掴めばいい !! ただそれだけのことよね・・・
狙いは上半身であった為に、
刺さるまでに時間的余裕が生まれた
ただ支払った代償はデカイ・・・
『悠奈』 魔力でガードしてたとはいえ、結構な威力ね・・・
ビリリリ
シャツを破き、手に巻き付ける
『悠奈』 剣が握れれば、問題なし !! さぁ、倒すわよ !!
『ははははは、俺の矢を掴むだと !! 面白い !!』
『悠奈』 それにしても、遠距離か・・・
厄介な敵だわ・・・、だけど・・・
雷速瞬動
悠奈が一瞬にしてレミエルとの距離を詰める・・・
(弓者との戦闘では距離を奪う事が是とされる)
振る剣と束ねた矢尻が弾き合う・・・
『3本束ねた矢は軽くは折れない』
『悠奈』 魔力による強化ね・・・
(何か誓約でも設けていのかしら・・・)
『そして、お前の失敗は無策で突っ込んだ事だ !!』
突如、空に無数の矢が現れる !!
時間はあったのだ・・・、悠奈が矢を避ける事に集中していた時に・・・
1本の束が割れ、無数の矢が降り注ぐ !!
アローレイン
降り注ぐ矢は死への誘い
死を間近に知覚する事で、
鳴神は、悠奈は覚醒する !!
矢の動きが急激に遅くなる・・・
これが 〈速さ〉 の鳴神 !!
全てを置き去りにする意識の加速である
『悠奈』 ・・・っ、相変わらずキツイ !!
降り注ぐ凶刃を全て躱し、なおも少女は立っている
『何だ !? あの速度は・・・、あいつ化物か・・・
だが、それもこれで終わりだ !!』
悠奈から距離を取るレミエルが叫ぶ・・・
射貫け !!
イチイバル・ディストーデッド
その弓の形状は ''歪''
歪んでいる、弓としてあり得ない !!
存在自体が歪曲している・・・
弓に弓がくっついているのだ !!
弓を十字に2本重ね、波打つ刃弓
弓から伸びた2本の弦が重なる1点、
そこで魔力が凝縮され、矢刃(やいば)で収束する
矢刃に死が篭められ、今爆発する !!
ぎきゅーーーん
強烈な速度と力を持つ、矢刃が空間を斬り裂く
それを悠奈は ''剣'' で受ける !!
元よりこれを回避など出来ないのだ・・・
受けた上でそれを超える !!
そんな悠奈の考えとは裏腹に高笑いが聞こえる・・・
『くははは、そんな矮小な剣で俺のディストーデッドが止められる訳ないだろ !!』
然(しか)り、
少女の身体はその矢刃(やいば)の圧力の前に屈し、
徐々に押し込まれてゆく・・・
だが、
『悠奈』 私と神流ちゃんの絆は貴方が容易く破れる程、軽くない !!
神流ちゃん、力を貸して
『神流』 うん♪
雷剣が光輝き、
膨大な魔力が白き純白の翼を創りあげる・・・
光・鳴神2
眩しい光りが全てを押し返す・・・
そこには、悪しき力など何一つ残らない・・・
パラパラ
魔力の残滓が空中で儚(はかな)く散る・・・
『馬鹿な・・・ !? 消えただと・・・ !? そんな事、今までに一度だって・・・』
『ティータ』 正しく言えば、『消滅』
光は 『再生』 と 『消滅』、''慈愛'' を 司る属性だから・・・
そして、光は雷よりも速い
雷光一閃 !!
光が先に駆け抜け、紫電の斬撃が後から対象を斬る
(動きが速すぎる為に起こる現象である)
『ぐふぁ・・・、この俺が女に負けるだと・・・ !? 許せねぇ !!』
レスレクシオン !!
人刃一体 サジタリウス (人馬一体)
『悠奈』 なっ・・・ !?
『悠奈』 なっ・・・ !?
レミエルと弓が交じり合う
下半身が刃(馬)となり、2本の巨大な角が生える
上半身に巨大な弓を携え、黒く染まった翼がはためく
それは禍々しく、まさに ''歪み'' そのモノ
『はははは、すげーぞ、スゲー、この力 !!』
『悠奈』 魔剣にそんな能力ってあるの ??
『ティータ』 ないわね、旧来の魔剣には・・・
『ティータ』 ないわね、旧来の魔剣には・・・
魔装(魔式魔装陣)を更に魔物化
1回、なったら元に戻れないと思うわ・・・
だけど・・・とんでもなく強い !!
加勢は必要 ??
うんん、今日の私は何かいける気がする !!
加勢は必要 ??
うんん、今日の私は何かいける気がする !!
きゅーん
砲台(巨大な弓)から矢刃が放たれる・・・
途轍もない速度とパワーを持ったそれは、
超直線軌道で悠奈を抉る !!
光粒子を纏う悠奈はそれを紙一重で躱すが、
黒い馬は悠奈の周りを旋回し、駆ける
時計回りの回転から
急に針(矢刃)が放たれる !!
それは曲がりうねる ''歪'' な矢刃
それは曲がりうねる ''歪'' な矢刃
それを見切るのは簡単じゃない・・・
ギリギリを躱す悠奈だが、矢刃の魔力の余波(刃)により、
次第に削られてゆく・・・、服が斬られ、血が滲む・・・
更に、捩(ねじ)られた矢が悠奈を追い込む・・・
それは、今までよりも数段 !!
『悠奈』 速い !?
『悠奈』 速い !?
それを辛うじて躱すが・・・
『ティータ』 後ろ !!
『悠奈』 なっ・・・
矢が突如、反転し、悠奈を狙い、貫く !!
『ティータ』 後ろ !!
『悠奈』 なっ・・・
矢が突如、反転し、悠奈を狙い、貫く !!
『悠奈』 ・・・っ
矢刃は剣でガードしたものの・・・
その衝撃でブッ飛ばされる・・・
『ははは、手も足もでねぇ、これが、これが !! 今の俺の力か !!』
『ははは、手も足もでねぇ、これが、これが !! 今の俺の力か !!』
悠奈は立ち上がる・・・
こんなとこで負けてる場合じゃないのだ・・・
悠奈は精神を集中し、魔力の流れを読む・・・
雷光一閃 !!
だが、攻撃は馬の速度に追い着かず、空を斬る・・・
『無駄無駄無駄無駄ぁぁぁーーー、今の俺に追い着ける訳ねぇーだろ !!』
ぎゅーん、ぎゅーん
螺旋を巻いた矢刃が砲台から飛ばされる・・・
それを剣でギリギリで受け流す・・・
雷光一閃 !!
それでもまだ遠い・・・
悠奈は更に集中を高める、微細な魔力も見逃さない様に・・・
雷光一閃 !!
『いつまで・・・、同じ事やってんだよ !! いい加減諦めろよ !!』
『ティータ』 でも、今のはいい線、いってたかも
『悠奈』 捉えた !!
『なっ・・・ 馬鹿な !? 馬と人なんだぞ !!
追い付かれて、一撃を貰うなんて有り得ない・・・ !!』
馬は距離をとるが・・・、
悠奈は剣を ''構える''
弓を矢を音を
切り裂く空気を
『ティータ』 うん、パーフェクト♪
雷光一閃 !!
ひゅん
4度目の攻撃で馬に微(かす)かに攻撃が届く・・・
『マグレ当たりがどうしたっていうんだよ !!』
だが、この後、戦況はガラリと入れ替わる・・・
『ティータ』 そろそろ、気づいてきたかな ??
悠奈の速度が貴方より速くなってきてる事に・・・
何でそうなったか考えなさい、残り少ない時間で・・・
悠奈の速度が貴方より速くなってきてる事に・・・
何でそうなったか考えなさい、残り少ない時間で・・・
『何故だ !? 矢が外れるだと・・・ !?』
螺旋を伴い、
かつ曲がりうねる矢刃が
綺麗に躱されるのだ・・・
それも、最初から軌道が分かっているかの如く・・・
『悠奈』 捉えた !!
雷光一閃 !!
完璧な1撃がレミエルを斬り付ける・・・
『なっ・・・ 馬鹿な !? 馬と人なんだぞ !!
追い付かれて、一撃を貰うなんて有り得ない・・・ !!』
馬は距離をとるが・・・、
『悠奈』 私には見えている !!
『ぐっ・・・』
『ぐっ・・・』
更なる追撃を貰い・・・、レミエルは次第に冷静さを欠いてゆく・・・
『どうして、どうして、どうしてぇぇーーー』
もはや馬(レミエル)はがたがたである・・・、
『どうして、どうして、どうしてぇぇーーー』
もはや馬(レミエル)はがたがたである・・・、
その最速の自信を無くし、逆に追い詰められる・・・
神鳴流
神鳴流
斬魔の太刀 !!
構えから一閃 !!
遠距離にいるレミエルへ刃(斬撃)が飛ぶ・・・
『ぐっ・・・』
こうなったら、
『ぐっ・・・』
こうなったら、
ディストーデッド・バリスタ !!
馬は歩みを止め、
馬は歩みを止め、
その2本の角を折り、1つの矢神(やいが)とし、
力を総て注ぎ込む・・・
自身を砲台とし、魔力で更に巨大にした弓を引く・・・
自身の一部(角)を犠牲にした背水の一撃 !!
ぐぉーーーん
獣の咆吼の様な黒い魔力が弓を包み込み、
黒い閃光を以って放たれる !!
ごぉぉーーーーー
黒き魔力に空間が押し潰され、悲鳴をもらす・・・
悠奈は剣を ''構える''
弓を矢を音を
切り裂く空気を
魔力の黒き流れを
総てを感じろ !!
私は ''御波悠奈'' だ !!
その時セカイは完全に止まった
迫り来る矢は鈍く・・・、脆(もろ)い・・・
べきんっ
時間が動くと共に
矢神(やいが)も動く・・・ しかし、
もはやその形は折れ曲がり、要を為さない・・・
『嘘だ、嘘だ、嘘だぁぁぁ
ありえない、ありえない』
お返しよ !!
神鳴流
私は ''御波悠奈'' だ !!
その時セカイは完全に止まった
迫り来る矢は鈍く・・・、脆(もろ)い・・・
べきんっ
時間が動くと共に
矢神(やいが)も動く・・・ しかし、
もはやその形は折れ曲がり、要を為さない・・・
『嘘だ、嘘だ、嘘だぁぁぁ
ありえない、ありえない』
お返しよ !!
神鳴流
斬魔弓
その雷光は回避不能・・・
その雷光は回避不能・・・
何故なら、既に穿たれているのだから・・・
『ぐはっ・・・、俺が見えない速度だと・・・』
その雷光はバリスタごと砕き、押し潰した・・・
『悠奈』 ふぅ~、疲れたぁぁぁーーー
『ぐはっ・・・、俺が見えない速度だと・・・』
その雷光はバリスタごと砕き、押し潰した・・・
『悠奈』 ふぅ~、疲れたぁぁぁーーー
悠奈は膝から落ちる・・・、各所から血は滲(にじ)み、服はボロボロ
それでも勝った、本当にギリギリの死合いだったのだ・・・
それでも勝った、本当にギリギリの死合いだったのだ・・・
『ティータ』 うん、パーフェクト♪
こんなに速く 『先見』 を使えるようになるなんて・・・
教えがいがある♪