(→こちら の続き)
愛花はその斬撃をバックステップで躱し、距離を取るが・・・
白いワンピースに浅く縦に切れ目が入る・・・
なおも ''イカズチ'' は怪しく揺れ、雷光を放つ・・・
ビリビリとした ''殺気'' が愛花 ただ一人に向けられ、
解き放たれれる・・・
ライジング・サクリファイス (クリカラ・ライジング)
その閃撃は ''刹那''
悠奈は1瞬にして愛花との距離を詰め、
地を這う様な剣で下から上へ凶刃を突き上げる・・・
愛花は剣を合わせ、捌きにいくが・・・
その ''イカヅチ'' は ''力'' で全てをねじ伏せる・・・
愛花の肩口から血が飛び散る・・・
辛うじて魔力で閃撃を逸らしたが、
その剣はあまりに速く、そして鋭い・・・
愛花は前方の悠奈へ突き刺す様に剣を繰り出す
それを悠奈は剣を背中側に当て、
弾き、回転しそのまま剣を上から返す・・・
愛花はそれを半身で避け、剣を引き、距離を・・・
''イカヅチ'' の剣が愛花へ向け、投げられる
愛花はそれを後退しながら弾くが・・・
''雷・転移''
空中へ突如現れた悠奈が愛花を更に斬り裂く・・・
異常・・・、戦い方が常軌を逸脱してる・・・
愛花がまず思ったのは ''それ'' だったが・・・
悠奈はなおも不適に笑い、戦いを興じる・・・
『悠奈』 ふふふ、こ・ろ・す♪
解放状態のクリカラ(倶利伽羅)を制御できたモノは
魔界至上1人のみ (過去 2000年間において、)
それ程、制御が難しく、殺戮衝動を伴う 羅刹の剣
そして、悠奈との親和性が高いライジングは更に質が悪い
脳のリミッターを外し、末梢神経までをも電気回路とし、
身体を操作する、それが ''サクリファイス (神の生け贄)''
そして、狂気はさらに加速する・・・
レベル2
ジェノサイド・サクリファイス (+ バルムンク・ジェノサイド)
悠奈の手にもう1本の剣が出現する・・・
その剣はまるで殺戮を生業(なりわい)とするかの如く
鋭く尖った刃形をしている・・・
''雷・転移''
『愛花』 ・・・っ
愛花の側に1瞬で悠奈は飛ぶ・・・
(これはさきの瞬間に愛花をマーク(印)した為)
2剣を上から同時に振り卸す・・・
衝撃が愛花を貫き、地面を抉(えぐ)る・・・
愛花は剣で斬り返すが、悠奈の1本目の剣で地へ落とされ、
2本目の剣で斬られ・・・
クリフォト
蒼く燃える剣が愛花の手へ
そして、悠奈の剣をもう1本の剣で抑える・・・
愛花は2本の剣に対して2本の剣で止める !!
戦況は膠着状態へと至る・・・
悠奈は2剣を使い、苛烈に攻める
愛花は2剣を使い、防御に徹する
攻撃を行わず防御のみに徹すれば、
如何に相手が変則的でも軽い傷で済む・・・
愛花は ''その時'' を待っている
悠奈の速度ががくっと落ちる・・・
『愛花』 限界ね・・・、そろそろ終わりにしましょう
愛花は悠奈の後ろへ回り、首筋へ手刀を落とす
悠奈は崩れる様に地面へ落ちる
サクリファイスが如何に強力でも
人間である以上必ず限界が来る
筋肉が魔力がその超常的な動きに耐えられないのだ・・・
『悠奈』 それでも・・・、私は諦めない !!
動かない右手を強引に動かし、最後のカードを切る
空間から槍が出現し、愛花へ向けて放たれる・・・
''流転''
カオス・インフェルノ (グングニル・インフェルノ)
愛花の剣が槍に触れた瞬間に獄炎の大火が愛花を包む
それでもなお・・・
炎が手によって収縮され、球となって、消える・・・
愛花には届かない・・・ ・・・
もはや悠奈に勝つ術はない・・・、あとは・・・ ・・・
『???』 そこまでです !! これ以上の蛮行は私が許しません !!
王位継承権 第4位、『アスタロッテ・ユグヴァール』 の名においてこの場を収めなさい !!
(*王位継承権とは、次期 ''王'' となる選出者の序列の順位であり、
この中でアスタロッテは4番目に強い事を意味している
''王'' には魔界で一番強い者がなるのが通例 → 『王位決定戦 勝者』)
『愛花』 第7魔公がわざわざ5人もですか・・・
ふふ、私 何か悪い事しましたっけ ??
(*大7魔公 → こちら を参照)
『マモン』 えっ~と・・・ 今日だけで3つのギルドが完全崩壊、
死者数100名以上 ですです
あと、鳴龍は今、聖戦(イングランド vs. 聖ブリタニア連合)にいる筈だよ・・・
何でここにいますですか ??
『愛花』 ふふ、そんなに知りたい ?? 小さな兎さん
『マモン』 ひゃぅ、ごめんなさぁぁーーぃ
『ベルフェゴール』 私の後ろに隠れるの止めなさいよね・・・
『愛花』 あらあら、可愛い兎さんなのね♪
強いて言えば、私の分は 『終わった』 からですかね・・・
その時、無線が新たな情報を伝える・・・ ・・・
『マモン』 えっ !? イングランド第3、4師団
及び抗戦していた聖ブリタニア連合軍 共に敵味方問わず壊滅 !?
『バルベロ』 くきゃははは、そんなもんどうでもいいんだよ !!
大人しく弾け飛びやがれ ッス
『愛花』 ・・・ !?
会話中に割って入り込むピンクのペンギンが
魔力を ''爆弾''へと変え、爆風を巻き上げる・・・
どごぉぉーーん
ピンクのペンギンが逆に愛花に家屋へ投げ飛ばされた音だ・・・
『愛花』 ごめんなさい・・・、つい 目障りだったの・・・
『バルベロ』 つーかこれからっしょ !!
ピンクのペンギンが
ピンク色の髪の少女へと姿を変える (魔人チェンジ)
ぶちぃ、ぶちっ・・・
自身の左腕をもぎ取り・・・
それを爆発させる・・・
『バルベロ』 私の爆弾は自分の部位を爆弾へ変え、それを相手と連動させる
連鎖爆発だ !!
愛花の左腕に爆弾がセットされ、爆・・・
絶氷陣 (クリフォト)
自分の左腕及び、爆弾、バルベロ ごと
左一面を氷つかせる・・・
『アスタロッテ』 覚悟 !!
超歌駆動
唱歌をルーン(文字)として身体に巻く事でパワーを得る
2重、3重(ルーンにルーンを重ねる ''マギア・マギカ (重魔法)''
→ W(ダブル)スペル、若しくはT(トリプル)スペルともいう)
に歌を纏える事から絶大な戦闘能力を有する魔術様式
王華絶衝 !!
空中から魔力を込めた拳が撃ち卸される
愛花はセフィロトで受けるが、
地面へ押し込まれる・・・
『ベルゼビュート』 喰え !! 魔恍蟲
地面の下から這い出た蟲が
愛花をその口へ飲み込む・・・
アスタロッテはそれを寸前で躱し、距離を置く・・・
絶界
喰らった蟲の内部が円で切り取られ、弾ける・・・
紫の腐汁を撒き散らし、肉片を飛ばしながら、崩れ落ちる・・・
その腐汁や肉片は地面を溶かす程の酸であり、
『愛花』 くさい・・・、今日はもうお開きですね・・・・
神界
煌めく光を纏い、空へと大地を蹴る !!
蹴られた大地は沈み、突風が吹き荒れる・・・
一瞬で上空へ達した愛花は ・・・
『愛花』 ファブニール !!
上空を飛来する龍の足へ乗り、戦域を離脱する
そして空から3枚のカードが突き刺さる
セフィロト、クリフォト、グラム
『アスタロッテ』 あぁ~~、逃げられた !!
しょんぼりするアスタロッテとは対照的に
彼女は終始、ご機嫌なようだ・・・
『ベルフェゴール』 わぁ~~、姫様カワィィ~~~
心の宝物♪ ぱちぱちっ
シームレスのカメラで戦闘をもれなくキャッチ !!
戦闘に(わざと)参加しない彼女は写真を撮りまくっていた・・・
『ベルフェゴール』 さて、帰ろっか ??
『マモン』 ベルフェゴールちゃんって姫様の時だけ人格変わるよね ??
『ベルフェゴール』 そぉ ?? 私はいつも私だけど・・・ね
バリンっ
剣で氷を突き、
氷結からピンクの物体を助け出す・・・
『バルベロ』 ライフライン(手助け)なんて大嫌い !!
『ベルフェゴール』 その意気だ ''あーや''
『バルベロ』 あーやってゆ~な~
+魔界News (TV)+
王都入口で大規模な戦闘がありました
魔界武道会も近い今日この頃
皆様 羽目を外し過ぎないように注意して下さい
この件はアスタロッテ姫君(他)のご活躍により処理されました
『姫様可愛いぞぉぉ~~~~』 どがっ、ばきっ、ぐしゃ
・・・ ・・・ しばしお待ち下さい ・・・ ・・・
『姫様は皆のモノです、抜け駆けはリンチされます、気をつけましょう』
『悠奈』 さすが 魔界 !! 容赦がないわね・・・
『あきら』 そだね、あっ、ついに喰われた !!
そだそだ、これ(3枚のカード)とこれ、手紙みたいだけど・・・
きっと私に近づいた時かな・・・、やるな・・・
『悠奈へ 私の剣を貸してあげるから、強くなりましょう
絶園の愛花 より
追伸 追跡者(チェイサー)には気をつけて』
『悠奈』 私に会いたかっただけ(多分)なのに・・・、遠回りしすぎ・・・
もぅ、素直じゃないんだから・・・
・・・って言うか、チェイサー ってだれ !?
+悠奈 グラムを抜く+
『悠奈』 初めに言っとくわね、ごめんっ
悠奈の目が漆黒へ変わる・・・
『サタンちゃん』 伏せるのじゃ・・・
『あきら』 にゅわぁ~~~
黒い斬撃が真っ直ぐ直線に数軒の家を斬る・・・
『サタンちゃん』 魔力が尽きている今でさえこの威力か・・・
『ミステス』 あっ・・・隣の家の・・・屋根・・・落ちた
『あきら』 よし、『月牙天衝(黒)』 と名付けよう !!
『悠奈』 やめぃ びしっ
協議の末、『シュバルツ・ゼーデ (黒閃)』 に落ち着いた・・・
(*魔剣グラムは使用者の魔力を奪い ''力'' とする
斬撃に(勝手に)込める量は ''今 持つ魔力全て'' であり、
それに応じて威力が変わる、一撃決殺の剣
『絶炎』 レベルで抜くと、半径数10 kmが塵と化す・・・
ダークブレスとも呼ばれる必殺技、愛花のグラムは 『乱』&『円』
一方で、悠奈のグラムは 『閃』 形である)