義母・麗羅Ⅰ
今から三十五年前、都内郊外に屋敷を構える香月家に男の子が産まれた。
香月家待望の長男だった。
代々総合病院をはじめとする各種の会社経営を営んでいる香月家に跡取りができたのだ。
その男の子は跡取りということもあって幼少のころから周囲から可愛がられ、その容姿に似合う服が着せられていたのだった。
その服というのもカラフルな女の子用にも思えるものが多かった。
髪の毛も産まれて以来切ったこともないまま過ごした少年は、そのまま女の子の性格を持つことになる。
あるとき、そうその子が三歳になったとき、両親はその子にそろそろ男の服を、と考え着せようとしたのだ。
しかしその子は拒絶し、すぐそれを脱ぎ捨て、また女の子の服を着るのだった。
両親はもうしばらくと思い、そのままにしておいたが、その子の女性化はさらに進んだのだった。
またこうした性癖に理解のない父親ではなかった。
まだ性同一障害が世間的には理解されていない時代でもあった。
そんな時代、彼も一時期そうした格好をしていたこともあった。
そうなのだ、女装は香月家にとって遺伝なのだ。
そして自分の息子は性同一性障害者と感じた父親はその子の戸籍性別を男から女に変えてしまったのだ。
その子が小学校に入る前の六歳のときだった。
息子は反陰陽で、これからは女の子として育てると裁判所に申し出たのだった。
もちろん他の医師の診断書も添えて。
こんなふうに医師二人の診断書を突き付けられた裁判所も認めざるを得なかった。
そしてその子は晴れて女の子として生きることになったのだ。
小学校に入る前に去勢したその子のペニスは成長することなくそのまま少年のままだった。
麗羅と改名したその子は十歳のころから涼子と同様、女性ホルモンを投与し始め、女の子として第二成長期を迎えたのだった。
乳房は大きくなり、お尻も本当の女性のように安産型に成長していった。
中学生の頃の麗羅の体つきは女の子そのもので男の子を感じさせるところなどなかった。
ある一部を除いては全くの女の子の身体だった。
そんな麗羅の学業のほうは代々医者をしている遺伝を受け継ぎ非常に優秀だった。
毎回の模擬試験では通っている学校ではもちろん、都内でもいつも十位以内にはいっていた。
麗羅はその容姿に反して決して派手な性格ではない。
もちろん幼少のころは男の子でまだペニスを持っているという事実のせいかもしれない。
高校生になり、周囲の女の子たちはスカートをどんどん短くしていくのに、麗羅の制服は既定の長さのままだった。
しかし女の子として育った体は人の目を引くのに十分だった。
特に胸は同世代の女の子以上の大きさだった。
はちきれんばかりの胸をワンサイズ小さいブラジャーで抑えるように身に着けていた。
そんな素晴らしい体を披露する場所は体育の時間だった。
動くたびに乳房は揺れる。下半身はタックでペニスを隠し、しかもサポート力の強いガードルを穿いている。
誰が見ても豊満な女子高生にみえる。
しかも超美人の・・・
さらに水泳の時間では水着姿を披露するのだった。
もちろん男子と女子では一緒に体育を行うわけではないが、麗羅のクラスが体育の時間になると他の教室の窓から授業もそっちのけで眺めている男子生徒たくさんいたのだ。
こんなふうに体のラインがはっきりわかる体操服は胸の大きい麗羅にとって、とても恥ずかしかった。
しかし麗羅は豊胸術を受けたわけではない。
普通に女性ホルモンだけで育ったのだ。
そんな麗羅だったので高校に中ではマドンナ的存在だった、オナペット的なのも含めて。
そのマドンナに多くの先輩や同級生から付き合ってほしいという申込者がたくさんいたが、恋愛に対し臆病な麗羅はすべて断っていた。
そこには自分についているペニスの存在が気になっていたのだった。
今から三十五年前、都内郊外に屋敷を構える香月家に男の子が産まれた。
香月家待望の長男だった。
代々総合病院をはじめとする各種の会社経営を営んでいる香月家に跡取りができたのだ。
その男の子は跡取りということもあって幼少のころから周囲から可愛がられ、その容姿に似合う服が着せられていたのだった。
その服というのもカラフルな女の子用にも思えるものが多かった。
髪の毛も産まれて以来切ったこともないまま過ごした少年は、そのまま女の子の性格を持つことになる。
あるとき、そうその子が三歳になったとき、両親はその子にそろそろ男の服を、と考え着せようとしたのだ。
しかしその子は拒絶し、すぐそれを脱ぎ捨て、また女の子の服を着るのだった。
両親はもうしばらくと思い、そのままにしておいたが、その子の女性化はさらに進んだのだった。
またこうした性癖に理解のない父親ではなかった。
まだ性同一障害が世間的には理解されていない時代でもあった。
そんな時代、彼も一時期そうした格好をしていたこともあった。
そうなのだ、女装は香月家にとって遺伝なのだ。
そして自分の息子は性同一性障害者と感じた父親はその子の戸籍性別を男から女に変えてしまったのだ。
その子が小学校に入る前の六歳のときだった。
息子は反陰陽で、これからは女の子として育てると裁判所に申し出たのだった。
もちろん他の医師の診断書も添えて。
こんなふうに医師二人の診断書を突き付けられた裁判所も認めざるを得なかった。
そしてその子は晴れて女の子として生きることになったのだ。
小学校に入る前に去勢したその子のペニスは成長することなくそのまま少年のままだった。
麗羅と改名したその子は十歳のころから涼子と同様、女性ホルモンを投与し始め、女の子として第二成長期を迎えたのだった。
乳房は大きくなり、お尻も本当の女性のように安産型に成長していった。
中学生の頃の麗羅の体つきは女の子そのもので男の子を感じさせるところなどなかった。
ある一部を除いては全くの女の子の身体だった。
そんな麗羅の学業のほうは代々医者をしている遺伝を受け継ぎ非常に優秀だった。
毎回の模擬試験では通っている学校ではもちろん、都内でもいつも十位以内にはいっていた。
麗羅はその容姿に反して決して派手な性格ではない。
もちろん幼少のころは男の子でまだペニスを持っているという事実のせいかもしれない。
高校生になり、周囲の女の子たちはスカートをどんどん短くしていくのに、麗羅の制服は既定の長さのままだった。
しかし女の子として育った体は人の目を引くのに十分だった。
特に胸は同世代の女の子以上の大きさだった。
はちきれんばかりの胸をワンサイズ小さいブラジャーで抑えるように身に着けていた。
そんな素晴らしい体を披露する場所は体育の時間だった。
動くたびに乳房は揺れる。下半身はタックでペニスを隠し、しかもサポート力の強いガードルを穿いている。
誰が見ても豊満な女子高生にみえる。
しかも超美人の・・・
さらに水泳の時間では水着姿を披露するのだった。
もちろん男子と女子では一緒に体育を行うわけではないが、麗羅のクラスが体育の時間になると他の教室の窓から授業もそっちのけで眺めている男子生徒たくさんいたのだ。
こんなふうに体のラインがはっきりわかる体操服は胸の大きい麗羅にとって、とても恥ずかしかった。
しかし麗羅は豊胸術を受けたわけではない。
普通に女性ホルモンだけで育ったのだ。
そんな麗羅だったので高校に中ではマドンナ的存在だった、オナペット的なのも含めて。
そのマドンナに多くの先輩や同級生から付き合ってほしいという申込者がたくさんいたが、恋愛に対し臆病な麗羅はすべて断っていた。
そこには自分についているペニスの存在が気になっていたのだった。