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朝のあわただしい時間、涼子は登校の準備をしている。

まずは下着選びから。
ブラはピンクにフリルの付いた可愛いものを、そしてショーツはお揃いで。
スリップ代わりのキャミはやや濃いピンク。

クリーム色のブラウスを着、赤色のリボンを結ぶ。
赤が基調のチェックのスカートをはき、ウエストを折り曲げミニにする。

紺のハイソックスをはき、校章のはいったブレザーを羽織れば登校の準備は完了だ。

両手を首の後ろに入れ、長い黒髪をブレザーの外に出す。
もう二年近く伸ばしたままの髪の毛は背中を覆い、真ん中まで伸びていた。

こうした一連の流れに涼子はもう慣れていた。
$MEGUMIのブログ
(こんな感じで制服でイメージを

もう一度顔や全身を大鏡に写し確認する。

眉を中学生らしくやや太めに整え、マスカラなどはつけなくてもいいほどの長い睫、そして下まぶたにアイアイラインが引いてある。
唇には艶出しのグロス。
そしてファンデーションなど塗らなくてもいいほどの通夜と張りのある肌。
どこから見ても女の子、そのものだった。

まだ成長の途中だが女性らしい丸みを帯びた身体になってきている。
男と女では違うとされている骨盤も女性のように大きく成長し始めていた。

二次性徴期で男性ホルモンが分泌される前に睾丸を摘出され、その後一般女性と同じように女性ホルモンを投与された涼子の体型は女性として成長したのだった。
また意図的に上半身の成長を遅らせ足の骨は成長を早めたため足の長いプロポーションが出来上がったのだ。

女装をし始めたころからハイヒールを履いていた涼子はその歩き方も訓練されていた。
つま先歩きになり膝を曲げてしまいがちなハイヒールであっても涼子の歩き方はモデルのような歩き方だった。

“歩く姿も美しく”それが義母麗羅の注文だった。