
自然が奏でる幻想曲 

自然の中に身を置いてみる
すぐ耳に響くのは鶯の音色だ
鶯は警戒心が強いから遠くで囀っている
だんとつに美しい音色を放つ
近くで聴く鶯の音色は滅多にない
年に一度あるか、二度あるか
そばで聴く鶯の音色は心音を届けてくれる
ホーホケキョのホーからビブラートして
ほかの鳥にない心音が心に響く
鶯は警戒心が強いから、人には近寄らない
ケキョケキョケキョと谷渡りをして
仲間に危険を告げる
鶯以外に熱心なのは水たまりに潜む蛙の声
鶯と違って蛙は鳴きっぱなし
小さな体で張り裂けんばかりの合唱をしている
たまに合唱から外れてケロケロと呟いている
あとは、思い出したように烏が鳴いている
か〜か〜か〜とのんびりした烏もいれば
カッカッカと鳴く、おそらく短気な烏もいる
風が動物の鳴き声の合間をぬって
木々の間を駆け抜けていく
風の音はすれども、風の正体は見えない
風の正体は見えないけど、
草木を揺らす姿は隠せない
幻影だったか…
勇姿がありません







