相変わらず眠い。
一日中ボケボケして、朝夕グループホームは食事が出るので、太った。
76キロ。体が重い訳だ。
割れた入れ歯をほったらかしてる訳にもいかず、歯医者に行くことにした。
生活保護の場合、医者にかかるのも医療券なるものが必要で、
市役所の社会福祉課に取りにいかねばならない。
というわけで、市役所の社会福祉課まで行く。
簡易なわら半紙にどこそこにかかりたい旨、氏名、住所など書いて医療券の出来上がり。
何だかこども銀行券を貰ったようだ。
情けないとゆうより、余りにも簡易だ。
社会福祉課の担当のお兄ちゃんは腰の具合どうですか?
そろそろお仕事などと、医療券よりこちらの方、つまり働けよおっさん。
と言いたいが市役所の職員の立場上言えないが、そろそろ、わかってるよねえ。
という曖昧な微笑を湛え、
私も当惑というより、投げやり然とした微笑を返し、
市役所を後にした。
一件目の歯医者は生活保護なんですけど、と言うと断られた。
生活保護だと診てくれない歯医者というのもあるんだということを初めて知った。
二件目にあたりを付けた歯医者は昔からある歯医者で口コミが余りよろしくない。
そこは生活保護でもオッケーでこちらも選べる立場にないので、
診てもらうことにした。
年配の医師。
口コミと相反して迅速丁寧。
口コミはあてにならん。
つくづく思った。
金曜日にまた来てね。
ということになり、わかりましたと答えた。
明日は退職届を出しに直ぐに辞めた病院へ行く。
制服もクリーニングに出さなければなあ。
と、思い憂鬱になって日が暮れた。