世紀毎に世界は狭くなっている
17〜19世紀にかけては船が進歩して
欧米から日本に、日本から欧米に
20世紀になると飛行機が
世界を一段と狭くする
21世紀に入るとインターネットが
世界の狭さを加速する
ハンガリー在住の…
先日、ハンガリーの医学部に在籍する
ブロ友からメッセージが入ってくる
以前、ポーランドの医学部に在籍する
我が甥のことをブログ記事にした
それを見てポーランドの甥に
連絡をしたいののでメールアドを
教えてほしいということだった
ハンガリーの医学部の定期試験が
oral な口頭試験が主になっているので
筆記試験を主にした医学部に
転籍したい旨の内容だった
早速、甥にメールをして了解を得た
甥も他国の医学部情勢について
知りたいとのこと
ただし、甥はこの5月から6月にかけて
6年間で最もきつい試験に
毎日追われているので
6月まで続く過酷な時期を
外してほしいという
口頭試験の難しさ
口頭試験はハンガリーでも
ポーランドでも英語によるものだが
ハンガリー在住の学生によると
oral な試験は頭の中で考えている
ことと実際には喋っていることの
乖離が生じて減点の対象になりやすい
筆記試験の場合は書いた事柄を
確認できるので客観視でき
齟齬が起こりにくいと言う
いずれにしろ、母語以外の言語で
試験を受けることは大変だと思う
通常、定期試験は筆記試験が
主になることは日本もポーランドと
同じだけど、なぜかハンガリーは
口頭試験が中心だという
筆記試験より口頭試験の方が
一斉にやるので効率よくできる
それに比べて、口頭試験は
人も時間もかかるから大変だと思うが…
その国の伝統なのだろう
ハンガリーの医学部
代表的なハンガリーの医学部は
首都ブダベストにある
国立センメルワイス大学の医学部
センメルワイス大学は
370年の伝統があり
世界でも一流の評価を受けている
医学部に在籍する学生数は4139人
というから平均的な日本の医学部の
学生数をはるかに上回り約6倍位の
規模になる
ハンガリーのノーベル受賞者を
人口比率でいうと世界一という
それだけ学問水準も高いようだ
EU圏内の留学生が多いのも頷ける