【仕組みを理解しよう!】一泊二食付きの楽天スーパーDEALは完全に赤字商品!?

 

この記事は宿を経営している方、営業をされている方に向け書いております。

実際に「楽天スーパーDEAL」を行っている宿で不快に思われた方、無視してください。

そして、楽天スーパーDEALを止めろ!というものではありませんことをはっきり申し上げておきます。

 

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メニュー

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なぜ楽天スーパーDEALの事を言い始めたのか

 

「Go To Travelキャンペーン」が色んな意味でにぎわっています。

そんな中、楽天スーパーDEALで予約すると相当安く宿泊できるということで、

楽天スーパーDEALが一気に注目されています。

そのことを聞きつけて、私も楽天スーパーDEALを検討したのですが、

仕組みを聞いてみると宿、旅館で販売するには完全に赤字商品ではないのだろうか??

と思いましたで、おせっかいなブログを書かせていただきます。

 

なぜ相当お得か超簡単に言いますと、

 

「Go To Travelキャンペーン」35%負担してくれます。

「楽天スーパーDEAL」MAX40%ポイント帰ってきます。

 

つまり、

 

100% - 40% + 35% = お客様の負担額 25%

 

他のクーポンも同時に使えますので、10%OFFのクーポンが仮にあったとしたら

25% - 10% = お客様負担 15% です。

 

泊まらないと損ですよね??それくらいの金額になります。

 

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【一番重要】 楽天スーパーDEALの仕組み

 

お客様にとっては超お得であることがわかったと思います。

では宿、旅館側にはどういう請求がくるでしょう。

「楽天スーパーDEAL」は簡単に言うと30%~40%のポイントを自社で設定します。

30%~40%は自社負担になります。自腹です。

そして、予約が発生すると発生ベースで手数料10%です。

つまり、ほとんど50%引かれた金額が宿の売り上げです。

そして「楽天スーパーDEAL」は楽天市場からの露出、動線などがありますので、

売れるんです。凄い予約入ってくるんです。

 

全て「楽天スーパーDEAL」で予約が埋まることはないのはわかりますが、

50%の売り上げで。。。宿の利益をだせるのか??

という疑問が今回私がブログを投稿した理由です。

腹切り過ぎて危ないプランではないでしょうか?

 

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宿の財務指標、利益の出方

 

簡単に言いますと、殆どの宿は年間通してほぼ変わらない固定費が毎月かかります。

繁忙期、閑散期、関係なく普通に経営していれば毎月固定費の変動は殆どありません。

その固定費さえクリアすれば全部利益になる。。というわけですが、その固定費をクリアするのが大変で日々頑張っているわけです。

 

利益を出す方法は、簡単に言うと2パターン

1. 売り上げしっかり上げる。

2. 固定費をなるべく下げる。

 

1の観点でみますと、売り上げを上げるために「楽天スーパーDEAL」を活用しても、、、売り上げは50%

2の観点からみると、固定費はしっかり販売手数料、会社によっては宣伝広告費にしっかり発生しますから、減らせません。

 

☆売れば売るほど赤字のプランになっていないか

チェックしましょう!!

 

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こういう宿、というよりはホテルは,

やってもいいとおもう楽天スーパーDEAL

 

人件費の発生があまりない部屋、つまり旅館というよりはホテルの「高級な部屋」が年間通して空いているので空気を売るよりは安くても売り上げを上げたい。この条件に当てはまるようでしたらどんどん活用すべきだと思います。

 

要するに人件費です。

上記で申し上げた固定費が年間通して変わらない理由は人件費が大きなウェイトを占めているからです。会計士の方からも言われました。「本気で固定費減らしたいなら人件費へらしなさい。」仰る通りです。社会保険料も払わなければいけませんので、人件費のウェイトは必ず大きくなります。それが少なくて済むのがビジネスホテルなどの食事、「夕食」を提供しないスタイルです。

 

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 不安定な時代ですが、こんな時こそ安定した経営を!

 

何が言いたい?バカだと言いたいのか?

決してそんなことは思いません。もし仮にそれでも利益がでるのなら是非教えていただきたい。私の勉強不足ということになります。

 

それって本当に大丈夫ですか??とシンプルに心配しております。

 

宿泊業はご存知の通り新型コロナウイルスの影響でかなり厳しい経営を強いられています。

それは私たちも同じです。ビジネスホテルは増え続け、旅館は減り続ける。そんな悲しい時代にピリオドを。という言葉を抱えて毎度ブログを投稿していますので、シンプルに心配になったのです。私の宿だったら販売は無理だなと。。。

 

コロナさえなければ今正にオリンピック前で人手不足、汗を流して日々過ごしていたはずが、この状況です。

本当に厳しい状況ですが、共に、乗り切りましょう。余計なお世話ではなく、もっとためになる内容を今後は投稿できるように努めます。

 

ビジネスホテルは増え続け、旅館は減り続ける。

そんな悲しい時代にピリオドを。