さて、先日描かせていただいた
フレーベル館さん「キンダーブックしぜん1月号」の
仕上がりが本日届きました。
この仕事もオランウータンを熱心に研究されておられる先生による
監修というものがありました。
まっ、ハッキリ言って、監修直しは逃れられないものなのです。
だって、全ての動物の全てのことを知悉している訳でもなく、
また、全ての動物に出会っている訳でもないのですから・・・。
皆さんが知らないことを絵にするのが僕の役目な訳で
皆さんが知らないことは、絵を描く前は、
まあ、正味僕も知らないことが多い。
んじゃ、絵を描く前にその知らないことに関する的確な資料が
提供されるかというと、実はそうでもない。
んじゃ、何故、木村は描けるのかというと、
まあ、一つには「そういう仕事してた肉親」を見ていたから
「やり方」を知っている。
もう一つは、やはりそれなりに「ツボ」が分かっているからなのでしょう。
昔、某ベネッセさんのお仕事で、
一気に28種類の動物を正確に描かなければいけない。
っていうお仕事をしました。
普通は一枚の絵に修正点が数カ所。っていうのが当たり前なのですが
僕は全体で3カ所。しかも、そのうち二点は発注側の指定ミスでした。
正味、「動物の絵を描いています」って言う人の
80%は写真のトレースです。
15%は写真を見てそのまま「カタチを」描いています。
僕は残りの5%に属します。
描くのは「動物の外観」ではないのです。
描かなければいけないのは「動物の個の命」です。
タマという猫とシロという猫の性格を描き出せなければ
ホンモンじゃないと思います。(コレひとつのツボです)
人から見ている動物。しか描けない奴はホンモンじゃないのです。
僕の知ってるホンモンの動物画家は、
「ライオンになってインパラを描く」ことが出来たり、
あるいは補食される側の「動物になって」絵が描けます。
そこに「人の気配」はないのです。
その辺が分からないと、ホンモンは描けません。
木村、その辺とても自信があります。ウフフです。