登録できない方のために

医事裁判における天動説
-トンデモ判決が生まれる構造-
昔と違い、今では
「医師の判断が常に100%正しい」と信じている人は
少なくなってきたようです。
では裁判官の場合はどうでしょうか。
「診療における医師の無謬性が幻なのと同様、
裁判一般における裁判官の無謬性も
“信仰の力”なしでは維持できません。
ましてや診療の適否に対する
裁判官の無謬性を心底から信じられる人はいないでしょう」。
こう語るのは、マッシー池田こと、
長崎大学医歯薬総合研究科教授の
池田正行氏です。
医事裁判では、
対立する検察と弁護側からそれぞれの鑑定医が
意見を提出し、
相反する鑑定結果を参考に、
医療の専門家ではない裁判官がどちらが正しいか
判断しなければなりません。
「構造的な問題を抱えている以上、
“トンデモ判決”といわれる誤判が
医事裁判で多発するのは当然」と池田氏は指摘します。
池田氏が誤判の典型例として挙げるのが、
2000年に仙台市で起きたいわゆる
「仙台筋弛緩剤中毒“事件”」です。
准看護師の無期懲役刑が既に確定していますが、
診療録を検証した池田氏は
「事件性がなく、診断が誤っている」との持論を展開。
医事裁判の問題点を鋭く突いていきます。
つづき・・